明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年12月11日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇して戻ってきました。　上昇したと言っても日中の値動きは、ほぼ横ばいで、もみ合い放れとは言えないような状態でした。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は為替が昨日の大引け時点よりやや円安方向に戻していた事もあって、高く寄り付きました。　その後は方向感無く、下値を模索しながらの横ばいとなり、ＳＱ通過でアク抜けとは言えない状態が前引けまで続きました。

　前引け後あたりから為替が円安方向に動き始めていたため、後場寄りつき直後に１００００円を突破、ややもみ合う場面もありましたが、その後堅調な右肩上がりの展開が続き、大引けは１０１００円の高値引けとなりました。

　米国株が上がったことも材料ではあったと思いますが、それより何と言っても為替の円安が支援材料となりました。　為替の動きが分かれば株でも勝てる状況が毎日続いているようです。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは上昇し、またまた新値追いの可能性が高まりました。　相場のリズムから考えれば、これから年末にかけて一段高があっても不思議ではありません。　米国の貿易赤字もドル安により減少したようなので、もう少し頑張れるのかも知れません。

　日経平均先物は為替しだいと言うのは否めませんが、本日のＳＱ値９９８２.５９円を大幅に上回る結果となりました。　午前中はこの値を下回っていた為、少し心配したのですが、為替が味方をしてくれました。　来週前半、この値を下回らなければ、下値支持線として働きそうです。　チャート的にも昨日の陰線を打ち消すような行き違い線となり、今後の株価上昇を暗示しているようです。　ただ、心配なのは為替だけです。　まず目先９０円を突破してくれないとトレンド転換したとは言えませんので注意が必要です。　９０.３６円がポイントです。

　今年の相場も残すところ１０日余りとなりました。　来週上がらなければ終わってしまいます。　期待も込めて来週の日経平均は上昇を予想します。　本日は以上です。

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