明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年12月8日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ高・ナスダック安のまちまちで帰ってきました。　高値もみ合いと言ったところでしょうか、崩れそうで崩れません。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は為替がやや円高方向に動いたことから下げて始まりました。　１００６０円で寄り付いた後、やや戻し、横ばいのもみ合いとなりました。　スピード違反気味で上げてきただけに、少しぐらいの下げは仕方の無いところだと思います。

　後場も前場の流れを引継ぎますが、１時前頃に突然上昇し、居所を変えます。　瞬間プラスになる場面もありましたが、水面下の浅いところでのもみ合いが、大引けまで続きました。

　場中総じて為替が円高方向に動いていたのですが、日経平均先物はそれと歩調を合わさず、独自の動きとなりました。　この程度の動きは想定の範囲内と言っているように見えました。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウは日柄的に次の動きがあっても良いところまできています。　９月以降、月初に安値を付けその後上昇波動を描いていますので、その周期が生きているのなら、そろそろ煮詰まっていそうな頃です。　本当ならもう少し下げてしゃがんでからのジャンプが理想なのですが、今回はあまり下げません。　日本にいると米国経済の生の感覚が分かりませんが、株価が下げ渋っているところをみると、日本より回復スピードが速いのかも知れません。

　一方日経平均先物はＳＱを控えて駆け引きの真最中です。　本日の小動きは何を言おうとしているのか、嵐の前の静けさとでも言うのでしょうか。

　明日はＳＱ前の水曜日で、荒れる確立の高い日です。　需給が悪いときには思い切り叩き売られたりするのですが、今回はそんな怖さを感じません。　昨日も書きましたが、上への波乱がありそうな気配すら感じます。　今夜の米国市場や為替の動きも気になりますが、明日の日経平均株価予想は上としておきます。

　本日の下落で指数的にはあまり下げていないのですが、東証１部の値下がり銘柄数が１０００を超え、騰落レシオが再び７０台に下がっています。　一旦下げると思っている投資家が多いのでしょうか？　本日は以上です。

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