明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年12月7日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　雇用関係の指標が良かった事が理由とされていますが、日中の値動きを見ていると、素直に上げたのではなく、好感もするが利益確定の売りも結構出ていたように思います。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は米国株高というより、一気に進んだ想定外の円安を好感し、大きく窓を空けて寄り付きました。　ＣＭＥ日経平均先物の価格には届きませんでしたが、幸先の良い週の始まりとなりました。　しかし、その後は横ばいで、９２００円が結構重いような動きでした。

　後場が為替が円高方向に動いていた為、安いところからの始まりとなりましたが、じわじわと戻しに入ります。　２時を過ぎた頃には前場でもみ合った価格帯付近まで戻し、下げたところで買いが入ると言う底堅い展開でした。　大引けにかけては少し売られましたが、空けた窓を埋めることなく、終日堅調な強い相場だと感じました。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは少しお疲れ気味で大きくは上昇しなくなってきました。　ここらで押し目を入れるべきかと思います。　トレンドが変わらない程度のお休みが欲しいところです。

　為替がここまで一気に円安方向に進むと想定して無かった為、週の始まりは弱いような予想をしてしまいましたが、嬉しい誤算となりました。　為替のＭＡＣＤは陽転し、５日移動平均線が２５日移動平均線を上抜くゴールデンクロス寸前まできました。　一目均衡表では転換線が基準線を上抜くゴールデンクロスが近づき、遅行線も実態に触れる位置にまで上昇してきました。　ただ、一目均衡表の雲にも接近していますので、今夜からが正念場ではないでしょうか。　私的にはトレンドが変わったのではないかと思うのですが、いつものように勇み足がありますので、もう少し見てみたいと思います。

　日経平均先物は為替の円安に支えられ、短期間に１０００円以上上昇しました。　通常ならそろそろ利食いに押されてもおかしくないところまできましたが、今の円安の流れを考えると、うかつに売れない環境でもありますので、利食いは良いですが、新規の空売りは怖いのではないかと思います。　一目均衡表では雲のすぐ下まで来ていますが、雲に厚みが無いので、ひょっとしたら一気に抜き去る可能性もあります。　ＳＱ前は荒れる想定はしておいたほうが良いのかも知れませんが、今回は上へ荒れる可能性も否定はできません。

　明日の日経平均株価予想は、今の流れからすれば上です。　ただ、今の相場は為替に振り回されていますので、正念場を迎えた為替には注意しておいてください。　本日は以上です。

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