明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年12月1日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　一日の値動きから考えると、ドバイショックによる調整から脱したとは言えないものの、弱くも無く、今後に期待を持てそうな感じも受けました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は何故か安いところからのスタートとなりました。　その後株価は上昇し、昨日の終値に迫りますが、そこから上に行く為の決め手（材料）が無く、じりじりと下げてゆく展開へと変わりました。

　後場は日銀が臨時の金融政策決定会合を開くことが伝わり、一気に買戻しが入り、買い気配でのスタートとなりました。　どんな材料が飛び出すか分からない為、とりあえず買い戻しておこうと言う発想からだと思います。　窓を空けての後場寄り後も株価は堅調に上値追いの展開となり、一時９５００円を超えたところまで上昇しました。　その後はもみ合いとなりますが、引けにかけて更に上昇し、大引けとなりました。

　久々に見た大陽線、期待していた１２月相場は、幸先の良いスタートとなりました。

明日の日経平均株価予想

　気になったドバイショックも米国市場は折り込んだようなので、一安心。　しかしこれこそ蚊に刺されたようなもので、世界中に波及するようなレベルではなかったと言うことです。　ショックと言う名称が付いたのも、まだまだリーマンショックの影を引きずっている証拠なのかも知れませんね。

　一方日経平均先物は、臨時の日銀金融政策決定会合が開かれると言うだけで、為替も一気に円安方向に動き、株価も大きく上昇しました。　本当は結果を聞かないと投資行動には結びつかないと思うのですが、先回りの買戻しが入ったようです。　結果がたいしたこと無いようなら再び売り叩かれる危険性は否定できません。

　日銀がやることと言えば量的緩和しかないとは思います。　円をジャブジャブの状態にし、ドルに負けないような環境を作れば再び円キャリーの動きとなり、為替が反転し、株高となるでしょう。　結果が楽しみです。

　明日の日経平均株価予想は、日銀金融政策決定会合の結果しだいですが、良いほうに転べば続伸と言う事になるでしょう。　政府の経済対策、日銀の金融政策、今まで無策と言われてきた両者だけに、ここらできっちり仕事をしてもらいたいものです。　今日は予想と言うよりは、期待にとどめておきます。　今までが今までだけに・・・　本日は以上です。

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