明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年11月30日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　下落といっても日本株の下落より少なく、大きく下がった後、戻しに入りました。　ドバイショックの受け止め方の違いなのでしょう。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は米国に比べて下げすぎた分を戻す動きが出て、高く寄り付きました。　その後株価は右肩上がりの展開となり、じわじわと下値を切り上げて行きました。

　後場もこの流れを引継ぎ、９３５０円まで上昇、その後は少しだれますが、大引けにかけて再び上昇し、前場の高値に迫ります。　何度か高値をつけるのですが、抜き去ることは出来ず、大引けとなりました。

　多くの個別銘柄も上昇し、先週までの流れが一変したようです。　まだまだ下がると思って売っていた投資家の買戻しが中心だとは思いますが、市場のセンチメントが逆転したような値動きでした。

明日の日経平均株価予想

　先週末のＮＹダウやナスダックは下げましたが、多くの指標が過熱状態だった為、良いガス抜きになったのではないでしょうか。　今夜何処まで戻せるか楽しみです。

　日経平均や日経平均先物も、今日の動きでトレンド転換が確認出来ましたので、１２月相場に期待が持てそうです。　しかし、為替の円高問題は片付いた訳ではありません。　依然として８６円台で高止まりしています。　先日の８４円台を再びチャレンジしに行く可能性は低くないと思いますので、為替の動きからは目が離せません。

　明日の日経平均株価予想は、今夜の米国株高に支えられ、続伸すると思いますが、為替だけが気になります。　藤井財務大臣がどの辺りが異常と考え介入をしてくるのか？　また、口先だけで介入しないのか？　円高トレンドの終焉が近づいていますので、値動きが荒くなりそうです。　本日は以上です。

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