明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年11月27日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共にサンクスギビングデーの為、休場でした。　通常なら穏やかな始まりとなるはずだった日本市場ですが、二つの大きな波に飲み込まれました。　アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）ドバイ首長国政府の政府系持ち株会社の資金繰り懸念で欧州株下落、そして８４円台の円高です。　前者は昨日の場中に伝わってきた話題で、日本株への影響は無かったのですが、欧州株が下落したことで、あとだしじゃんけんのように理由とされました。

　大きく窓を空けて寄り付いた日経平均先物は、為替が円安方向に反転しても横ばいのままです。　今夜の米国市場がドバイショックにどう反応するか？　それを見てからと考える投資家が多かったのだと思います。　９２００円を挟んでの展開が前場終了まで続きました。

　後場も同じ流れとなったのですが、２時前頃から売りが優勢となり、右肩下がりの展開となりました。　ここまで下げてくると、下値めどは７月１３日につけた９０３０円となります。　大引けにかけてそのラインを割り込ませようと考える売り方と、何としてでも死守せねばと考える買い方の大バトルが繰り広げられ、結果として買い方が死守することができました。

　弱り目に祟り目と言う言葉がピッタリ当てはまるような一日でした。

明日の日経平均株価予想

　昨日の予想で底打ち宣言をしましたこと、お詫び申し上げます。　ここまで円高が進むことは想像していませんでした。　やはり一気の円高はきついです。　昨日の藤井財務大臣の曖昧な発言が発端だと思います。　今朝のとどめ的な動きなどは、「どうせ介入してこないだろう」と言う考えからの仕掛けだと思います。　なめられたものです。

　その後為替は８６円付近でうろうろしていますが、今夜も気は抜けないと思います。　もう一度仕掛けてくる可能性があります。　今朝の安値を抜けるか？抜けないか？　抜ければ更なる円高となり、来週の日経平均はもう一段下がる可能性もありますので、今夜の為替の動きから目が離せません。　ただ、動きがかなり荒っぽくなってきましたので、反転する時期が近づいていることも確かです。　どんな相場も終わりが近づくと、乱高下が激しくなるものです。　そしてチャートが尖って終わりとなります。　早く終わると良いですね。

　東証１部の騰落レシオは５７.６８と大引けベースでも大底圏の５０台となりました。　サイコロジカルラインも２５.００と買いシグナル点灯、この二つの指標の組み合わせは結構当たりますよ。　ここからは目を瞑って買って行っても良いレベルです。　月曜日に下がるようなら絶好の買いチャンスかも知れません。　火曜日も下がったらもう一回買いましょう。　「いい加減なことを言うな」と言われそうですが、本当に当たるんですよ！　でも、テポドンが飛んできたらもっと下げますので、自己責任でお願いします。　昨日も書きましたが、私は１２月相場は楽しみにしています。　本日は以上です。

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