明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年10月28日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ高・ナスダック安とまちまちで戻ってきました。　ＮＹダウ高と言ってもほんの僅かなもので決して強いと言えるようなものではありません。　どちらかと言えば調整ムード一色といった感じです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１０２００円を割り込んでの始まりとなりました。　そしてその後も反発の気配さえなく、右肩下がりの展開となりました。　１０時台に入り多少はもみ合いますが、この悪いムードには勝てず、安値圏での前引けとなりました。

　後場も前場の悪いムードを引継ぎ、一段安の始まりとなります。　２５日や７５日の移動平均線を下抜き、１００７０円でやっと止まりました。　一目均衡表の基準線が１００８０円ですので、ほぼその辺で止まったような状況です。　大引けは１００８０円で基準線を意識したかのような終わり方でした。

　為替も円高方向に動き、株価の下落に勢いをつけたようです。　昨日の下落予想が現実のものとなり、しばらく調整しなければならなくなったようです。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウは何とか２５日移動平均線で止まったようなチャートになっていますが、ナスダックは２５日移動平均線を割り込み、一目均衡表の雲に近づいてきました。　米国の、いや世界の流れに変化が起こってきたようです。　ナスダックは２１００ポイントが今後を占うラインとなりそうです。　今夜これを割ってしまうのか？　それとも持ちこたえられるのか？　注目です。

　一方日経平均先物は、さすがに世界から取り残された市場だけに米国よりも弱そうなチャートになっています。　本日下げたことで、チャートが「ごめんなさい」と頭を下げたような形ですので、明日すぐに反発するようには見えません。　しばらくの間調整するように感じます。

　では、下値ラインは何処なのか？　と言うことになります。　１０月６日の安値から考えて、１/３下落なら１０１５０円です。　今日の１０時台にもみ合ったレベルです。　しかし後場あっさり割り込みましたので、最初の支持線崩壊です。　次は半値下げですが、１００２０円であと６０円のところまで来ています。　２/３下げの９８９０円と一目均衡表の先行スパン２（雲の下限）９９００円が非常に近いところにありますので、この辺りが支持線としては強そうです。　更に４月２８日の安値、７月１３日の安値、１０月６日の安値をつないだラインを延長してくると、これも数日後、その辺りに位置しますので、強い支持層である可能性が高いのではないでしょうか。

　と言うことで、明日の日経平均株価も期待出来ないように感じます。　世界の株価は調整するでしょう。　本日は以上です。

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