明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年10月23日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　寄り付き直後は気迷いもありましたが、その後は堅調な右肩上がりの展開でした。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は窓を空けての上昇となります。　しかし、いつものことながら動きません。　上下４０円の幅での動きで、１０時台に入ってからは更に狭い値幅、１０円幅での動き（実際は動いてない）となり前場を終了しました。　滅多に見ることができない相場です。

　後場は寄付きから買いが勝り１０３８０円まで上昇しますが、後が続きません。　来週から始まる日本の決算発表を前に動きが取れないのか？　週末要因も重なってか？　株価は緩やかな下げトレンドに入ります。　引け際には本日寄り付きで空けた窓をきっちり埋め、大引けは辛うじてプラスを維持して終わりました。

　米国株高、アジア株高、円安、外部環境が整っていたにもかかわらず、２０円高という結果は、理解に苦しむところです。

明日の日経平均株価予想

　米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇し、２０日２１日の下げは良い押し目になったのかも知れません。　今のところ特に大きな悪材料も無く、今夜の米国市場は昨日の動きを引継ぐことになりそうです。　年初来高値更新の可能性もあるでしょう。

　一方日経平均先物は何故か弱い状況が続いています。　外部環境に支えられて上昇した幅を即日消してしまうありさまです。銀行株は依然として軟調な動きで、調子の良かった東芝も本日はお休みでした。

　為替も円高基調に変化があり、今後円安方向に動く可能性が高くなってきました。　あとは銀行株がいつ立ち直るかですが買い残の多さが気になります。　みずほは１５倍を超えていますので、なかなか買い辛いところです。

　さて、来週ですが外部環境が好調な為、大きな下落は無いと見ています。　しかし決算発表が始まりますので、本日同様動き辛い相場環境となるでしょう。　２６日（月）は、信越化学工業、日本電気硝子、ＪＦＥ、日本電産、などが決算発表の予定です。　発表前の銘柄より、発表後の安いところを狙うのも作戦かも知れませんね。

　今夜の米国市場は続伸しそうなので、月曜日の寄り付きは高いと予想します。　その後は決算発表しだいなのですが、今回は上方修正の企業が多いと思いますので、個人的には期待しています。　本日は以上です。

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