明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年10月16日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に小幅高で帰ってきました。　やはりＮＹダウの１００００ドルを超えたところでは、売りが出やすい環境であったと思われます。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は、為替の円安も手伝って、１０３００円を超えて寄り付きました。　しかしその後は右肩下がりとなり、前引けは何とかプラス圏を維持したものの、為替がやや円高方向に振れたことを嫌気した売りに押されました。

　後場は寄付きから更に下に突っ込みます。　マイナス圏まで下がったところは流石に買いが入りましたが昨日比変わらず付近でのもみ合いとなりました。　その後２度マイナス圏へ突っ込みますが、これが逆三尊の形となり、大引けにかけて戻し始めます。

　大引けは１０２７０円の３０円高と米国市場同様小幅な値動きの一日となりました。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に小幅安でのもみ合いが続きましたが、引けにかけて上昇しました。　調整と言うより力強さを感じました。　ＮＹダウの日足もボリンジャーバンドの+２シグマを上に抜けるなど、何かしら強さを感じます。　企業業績も上方修正が目立ち、景気回復の足音さえ聞こえて来るようです。

　為替も昨日急に円安方向へ動き出し、日足チャートでは円高のトレンドが崩れたようにも見えます。　２５日移動平均線をまたいでしまいましたので、早急に戻らないと円高トレンドが崩れたことになります。　騙しでなければ出遅れていた日本株にも好影響を与えそうです。

　昨日は１００００ドルを超えたことで売りに押されてもみ合いとなりましたが、引けにかけての動きを見ていると、各企業の好業績に支えられて続伸しそうな気配が伺えます。　今夜の米国市場は高い予感です。

　来週の日本市場も期待して良いのではないでしょうか。　国内（政治）要因で株が上がらないと言う声がよく聞かれますが、実際はそうではなく、円高が重石になっていると私は思っています。　自民党内閣の時も、ごたごただらけだったのに、株は上がるときはしっかり上がっていたと思います。

　一昨日の記事の中に、「インテル好決算→米国株上昇→米国景気回復期待→将来の利上げ予想→ドル買い→為替反転」と言う連想ゲームを書いたことを覚えておられるでしょうか。　近い将来を想像して書いたのですが、早速その流れが始まったかも知れませんね。　来週の相場が楽しみです。　本日は以上です。

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