明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年10月6日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に予想通り反発しました。　買戻しだったのか？何かは分かりませんがＮＹダウは比較的綺麗な右肩上がりとなったようです。　米国株の下落は終わったのでしょうか？

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は小高く始まりました。　通常であればそこから横ばいが始まるはずだったのですが、日本市場が始まるやいなや為替が円高方向に動き始めます。　日経平均先物もそれに追随するように下げ始めました。　１０時を過ぎた頃にはとうとう昨日比マイナス圏まで沈み込む場面までありました。

　後場はいきなり売りに押され、本日の安値９６３０円まで売られますが、そこは何とか耐え、しだいに持ち直しの動きとなりました。　大引けはプラマイゼロで何とか終わることができましたが、米国株上昇と円高を足して２で割ったら０になったと言う一日でした。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは一旦反発し、反転攻勢となるかどうかと言うところなのですが、まだ２５日移動平均線を上回った訳ではありませんので、再上昇と決め付ける訳には行きません。　今夜どういう動きをするかに注目です。

　為替は円高トレンド継続中ですので輸出企業の多い日本市場にとってかなりのマイナス要因となっています。　日本を代表する企業であるトヨタ自動車は、１円の円高で３００億円の減収と言われています。　トヨタの為替前提は１ドル９０円ですので、次の決算発表が心配です。　そんな中で日経平均上昇を期待しても無理があるのかも知れません。

　一方日経平均先物は、その為替の円高の影響を受けて直近（昨日）の安値を更新してしまいました。　こちらも下げトレンド継続中ということです。　しかし、多くの逆張り指標に買いシグナルが出ているのも事実ですので、反転する日はそれほど遠くないと見ています。

　明日の日経平均株価予想ですが、今夜の米国株は下げると思います。　買い上がる材料が無いように思います。　昨夜の上昇はリズム的に上がった（買い戻された）だけで、米国経済を明るいと見て上げたものではないように思います。　従って明日も期待は出来ません。　明日はＳＱ前の水曜日でもありますので、仕掛けが入りやすい環境でもあります。　日本列島に台風が接近しています。　市場にも台風がやって来る可能性もありますので、気をつけてください。　本日は以上です。

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