明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2017年6月28日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＮＹダウは小安い始まりとなりますが、しだいに買いが入り始め、小幅ですがプラス圏に浮上しました。　しかし、中盤頃から値を崩し始め、再びマイナス圏に沈みます。　前半の安値を下回り、終盤には下げ足を速めて大引けとなりました。　安値引けです。　危ない・・・？

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、小安い始まりとなりました。　為替は円安に振れましたが、米国市場が下がった為、相殺されてしまったようです。　しかし、すぐに買いが優勢となり、一気にプラス圏に浮上しました。　その後も堅調な相場となり、１０時台には２０２００円台に乗せました。

　しかし、その後は値崩れを起こしたような形となり、再びマイナス圏に沈みます。

　午後になると少し戻し、±０付近でのもみ合いが、長く続くのですが、２時半頃からは、売りが優勢となりました。

　引けにかけては本日の安値圏での小動きが続き、大引けは２０１４０円の１０円安で終了しました。

　今日は権利落ち日で、落ち分は約３０円程度と伝わっています。　現物の日経平均株価は、９０円以上下げましたので、実質は６０円安程度だったのでしょう。　米国市場の下落が響きました。　特にナスダックとＳ＆Ｐが、かなり危ういようです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＮＹダウは１００ドル程度下落し、ボリンジャーバンドの＋１σを下回ってしまいました。　終わり方も悪かった為、今後は２５日移動平均線の攻防になる可能性が高くなってきました。　それよりもっと悪いのは、ナスダックです。　２５日移動平均線を下回り、更にボリンジャーバンドの－１σをも下回ってしまいました。　完全に相場は下を向いたと言っても良いような形です。　６月の安値はまだ下回ってはいませんが、風前の灯火のようです。

　一方日経平均株価も、下落してしまいました。　米国市場の影響が大きいとは言え、マイナスはマイナスで、ボリンジャーバンドの＋１σを下回ってしまいました。　これだけの理由で下げの始まりとは言えませんが、米国市場が下を向けば、日本も崩れてしまいますので、気を付けなければならないと考えています。　特にナスダックとＳ＆Ｐには注意が必要です。

　明日の日経平均株価予想は、下落予想です。　今夜の米国市場が反発すれば良いのですが、続落や、反発力が弱いようなら、少し大きな調整も視野に入れた行動をするべきでしょう。　明日の日本市場は、週末も近い事ですので、利食い売りもしだいに出やすい環境になる思います。　「利食い千人力」ですからね。

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