明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2016年8月2日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ安・ナスダック高のまちまちの結果でした。　ＮＹダウは徐々に下げ、ナスダックは徐々に上げて行く、珍しい現象が起こっています。　ＮＹダウは前日の終値付近からの始まりとなりますが、すぐにマイナス圏に沈んでしまいます。　しかし下げは限定的で、すぐに反転し、プラス圏に浮上しました。　下げたところは買われますが、上げたところは頭を叩かれるようで、その後再びマイナス圏に沈み、１８４００ドルを下回ってしまいました。　後半は概ね１８４００ドル付近でのもみ合いが、大引けまで続きました。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、安い始まりとなりました。　寄り付き後は大きく売り込まれる訳では無く、少し戻し加減で推移し、１１時前頃に１６５００円を回復しました。

　しかし、午後になるとしだいに値を消す展開となり、２時台にはそれが加速するような動きになってしまいます。

　引けにかけても反発はせず、大引けは１６３４０円の２５０円安で終了しました。

　為替のレベルはどうあれ、場中に円高方向に動くと、どうしても株は下がるようです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場は、まちまちの結果でした。　ＮＹダウはなかなか調整が終わらないようで、徐々に２５日移動平均線に近づいてきました。　いつ反発しても不思議では無いのですが、今週末の雇用統計を気にしての動きなのでしょうね。　雇用統計まで、今夜を含めてあと３営業日ありますが、こんな調子で行くか、むしろイベント回避でもっと下げるかも知れません。

　一方日経平均株価は、下落してしまいました。　これまで下値抵抗として働いていた７５日移動平均線を少しですが下回ってしまいました。　下落トレンドと言う事でもないと思いますが、何かを待っているかのような感じですね。　やはり米雇用統計なのでしょうね。　今週はこのまま行くとも考えられますが、ＭＡＣＤが今日、デッドクロスしましたので、警戒も必要です。　

　明日の日経平均株価予想は、調整予想です。　上げても小幅、下げても小幅と考えていますが、今夕、経済対策が閣議決定されるようなので、それを市場がどう受け止めるか、それによっても方向性が変わってくるかも知れません。

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