明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2016年6月15日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＮＹダウは小幅安付近からのスタートとなりましたが、しだいに下値を切り下げる展開となり、１７６００ドル付近まで下げました。　その後は１７６００ドル台での値動きが、大引けまで続きました。　利上げは無いと思われますが、ＦＯＭＣ開催中ですので、様子見色の強い相場だったようです。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、昨日の終値付近からの始まりとなり、その後１７５００円まで下げました。　しかし、その後は買いが入りはじめ、概ね右肩上がりの展開となり、１００円以上の上げとなりました。　

　午後からは、１００円高付近でのもみ合いが、長く続く事になります。

　引けにかけても同じような展開が続き、大引けは１５９００円の１２０円高で終了しました。

　今日から日銀金融政策決定会合が始まりました。　結果は明日のお昼頃に出てきますが、今回は日米共に現状維持の予想が大半を占めています。　英国のＥＵ離脱の国民投票が、来週に控えていますので、それに備えると言う事のようなのですが、仮に離脱したところで、本来、対ポンド以外は「Neutral」だと思うのですが・・・？

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＮＹダウは続落となり、一時７５日移動平均線を割り込む時間帯がありました。　しかし引けではしっかり戻していますので、目先の底を打った可能性が出てきました。　ただ、一目均衡表の雲の中に入ってしまっていますので、本当の意味での底は見えていません。

　一方日経平均株価は、一旦反発しました。　しかし、反発力は弱く、これで下落が止まったかどうかは分かりません。　とりあえず、為替が落ち着いた事で反発しただけのようです。　ＦＯＭＣ、そして日銀金融政策決定会合が終わり、イベント通過でどうなるかに焦点が移って行きます。　ポイントは５月３日の１０５.５４９円です。　これより円高に向かえば、１０３円付近が見えてきますが、円安方向に動けば１０７円から１１０円を目指す展開が考えられます。

　明日の日経平均株価予想は、今日の終値付近での値動きで始まり、後は日銀まかせになりそうです。　追加緩和があるのか？無いのか？　無いと言う意見が大半ですので、何か効果的な追加策が出てくれば、サプライズなのですがねェ・・・？

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