明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2016年6月9日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　ＮＹダウは高い始まりとなりました。　その後は方向性の無い状況が続きましたが、何度か１８０００ドルに乗せ、大引けも１８０００ドルに乗せて終了しました。　大台に乗せて終わった事で、いよいよ年初来高値が見えてきたようです。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、安い始まりとなりました。　寄り付き後、しばらくもみ合いが続いていたのですが、１０時前あたりから崩れはじめ、適当に押し目を入れながらの右肩下がりの展開になってしまいます。

　午後になっても下落が止まらず、１時台に１６６００円を割り込んだところで、やっと止まりました。　その後は反発して、１６７００円台まで戻します。

　しかし、終盤から引けにかけて再度下げ始め、大引けは１６６３０円の２２０円安で終了しました。

　為替の円高には、どうしても逆らえないようで、弱い動きになってしまいました。　明日はＳＱで、いくらで決まるかは分かりませんが、５月のＳＱ値を超える事は非常に難しくなりました。　どうせなら下で決まってくれて、それが相場の支えになってくれれば良いのかも知れません。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　ＮＹダウは一目均衡表の雲を上抜けし、更に上に放れるような形になってきました。　２５日移動平均線が、しっかり上を向き、ボリンジャーバンドも良い形になってきました。　利上げの可能性が低くなった事で、買いが優勢になっているのでしょう。

　一方日経平均株価は、下落してしまいました。　終値で何とか２５日移動平均線をキープしましたが、米国とは勢いが違うようです。　ボリンジャーバンドの幅が、更に狭まり、エネルギーが貯まった状態になっていますので、今後どちらかに振れそうですね。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　トレンドの無い状態が続いていますので、今日下げた分ぐらいは戻すのではないでしょうか。　来週の半ばに日銀金融政策決定会合がありますので、それまでは動きにくい状況が続きそうです。

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