明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2016年6月2日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　ＮＹダウは安い始まりとなりますが、時間の経過と共に回復し、プラス圏まで上昇し、大引けは僅かですがプラスで終了しました。　今夜の動きを見てみないと分かりませんが、目先の底を打った可能性が出てきました。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、安い始まりとなりました。　寄り付き後も売り物に押されて、右肩下がりの展開で、１６７００円を下回ってしまいました。　その後はもみ合いに変わりますが、１１時を過ぎた頃には再び売り物に押される格好で、１６６００円をも下回ってしまいます。

　午後は安値圏でのもみ合いが続きます。　１時半頃からは、少し戻し歩調となりますが、買いが続かず押し戻されてしまいます。

　引けにかけても安値圏でのもみ合いが続き、大引けは１６５９０円の３８０円安で終了しました。

　昨日、安倍首相の会見で、消費増税の先延ばしが発表されました。　そして、経済対策を秋の国会で話し合うそうです。　景気が悪いから、消費増税を先延ばしにするのは分かりますが、経済対策が秋になるのは遅すぎますよね。　消費増税先延ばしは、既に折り込み済みですので、具体的な対策が出ていれば、今日の下げは無かったかも知れません。　今後、選挙対策で何か出てくるかも知れませんが、何となく後手を踏んでいるような感じですね。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に小幅上昇しました。　ＮＹダウは一時的に２５日移動平均線を下まわりましたが、引けではしっかり戻しましたので、売りが切れてきたのかも知れません。　しかし一目均衡表の雲の中に入ってしまいましたので、少し頭が重くなるかも知れません。　そして今夜は、雇用統計の前日ですので、なおさら動きにくいのでしょうね。

　一方日経平均株価は、大きく下落してしまいました。　２５日移動平均線を割り込み、更に７５日移動平均線をも下回ってしまいました。　為替が一時１０８円台に突っ込んでしまいましたので、仕方ない動きだったのかも知れません。　先月の１０５円台は無いと思いたいのですが、警戒だけは必要です。

　明日の日経平均株価予想は、今日の終値付近での値動きを予想します。　米雇用統計直前の相場ですので、様子見となるのではないでしょうか。　もし、雇用統計が良ければ、６月の利上げも考えられます。　普通に考えれば、利上げとなると日本との金利差が開きますので、円安ドル高となるのですが、前回は逆に動きました。　蓋を開けてみなければ、分からないと言う事なのでしょうね。　決め打ちは避けた方が良さそうです。

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