明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2016年5月10日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ安・ナスダック高のまちまちで終了しました。　ＮＹダウは小安い始まりとなりましたが、すぐに切り返し、プラス圏に浮上しました。　しかし値持ちが悪く、その後再びマイナス圏に沈み、２段下げのような形で１７７００ドルを下回るところまで売り込まれました。　売り一巡後は上下を繰り返しながら下値を切り上げる形となり、後半には±０付近まで戻します。　終盤にはもう一度売られてしまい、小幅安で大引けとなりました。　実質調整の一日で、明確な反転相場にはならなかったようです。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、小幅高で始まりました。　しかし、売り物も多く、±０付近まで戻されます。　しかし、為替も円安になっていた事から、しだいに右肩上がりの展開に変わり、１１時台には１６５００円に迫るところまで上げて行きました。

　午後になると更に上を目指す展開となり、１６５００円を超え、２時頃には１６６００円に迫ります。

　その後一旦調整を入れ、引けにかけて再び騰勢を強め、大引けは１６５８０円の３６０円高で終了しました。

　麻生財務相の「当然介入の用意がある」発言により、為替が円安方向に動きました。　当然「言うだけ番長」だと思いますが、良く効きました。　４月末に一気に円高方向に動き、少し切り返していたタイミングでの発言が良かったのでしょうね。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場は、まちまちの結果でした。　ＮＹダウは続伸とはならず、トレンド転換の確証はつかめないままです。　値位置も２５日移動平均線を下まわったままですので、何とかそこまでは戻して欲しいものです。　今夜もし下落するような事になれば、更に下も視野に入れなければならなくなりそうです。

　一方日経平均株価は、為替の円安のおかげで、大きく上昇しました。　２５日移動平均線の上に出てきましたが、２５日移動平均線は下向きですので、もう少し上で値をキープして欲しいものです。　一目均衡表の薄い雲にも入ってきましたので、次は雲抜けで勢いを付けてもらいたいものです。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　為替も円安の流れが続いています。　今年に入ってからの大きな円高トレンドは、いまだに続いていますが、そろそろ底を打ち、反転して欲しいものです。

リンク