明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2015年10月29日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　ＮＹダウは高い始まりとなり、その後も上を目指す展開が続き、１７７００ドル付近まで上昇しました。　後半に入り、ＦＯＭＣの結果が出てくると、一気に売り込まれ、マイナス圏に沈んでしまいます。　しかし、売り一巡後は切り返す動きとなり、急速に戻し、それまでの高値を一気に超えて行き、大幅上昇で大引けとなりました。　ＦＯＭＣは現状維持で、一旦下げましたが、１２月の利上げの可能性を残した事で上昇に転じたような感じです。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、高い始まりとなりました。　しかしすぐに売りに押される展開となり、右肩下がりでマイナス圏に沈んでしまいました。

　午後も軟調地合いが続きますが、しだいに買いが勝ち始め、再びプラス圏まで浮上します。　しかし残念ながら１９０００円手前で失速してしまいました。

　引けにかけても反転の兆しは見られず、大引けは１８９００円の３０円安で終了しました。　現物の日経平均株価はプラスで引けました。

　米国はイベント通過となりましたが、日本は日銀金融政策決定会合が明日に控えていますので、それを無視して買い上がる事は出来なかったようです。　そりゃそうですよね。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　ＮＹダウは大きく上昇し、上昇トレンドを維持する事が出来ました。　こうなればまだまだ上が有りそうで、間もなく２５日移動平均線が７５日移動平均線を下から上に抜くゴールデンクロスが見られそうです。　来月の雇用統計が気になりますが、堅調な相場が続く可能性は高いと考えています。

　一方日経平均株価は、日銀金融政策決定会合を控え、方向性の無い一日でした。　ＮＹダウよりも国内重視と言う事なのかも知れませんね。　チャート的には７５日移動平均線の下をウロウロしている状態で、そして一目均衡表の雲の中に位置しています。　明日の日銀金融政策決定会合しだいでは、どちらかに放れる可能性は否定できません。

　明日の日経平均株価予想は、ＮＹダウしだいの寄り付きとなり、寄り付いた後は動かない相場となりそうです。　そして日銀金融政策決定会合の結果でどちらに振れるのかは、誰にも分かりません。

リンク