明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2015年10月23日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく上昇しました。　ＮＹダウは高い始まりとなり、その後も概ね右肩上がりの展開で、非常に強い相場になりました。　途中少し調整する場面がありましたが、引けではしっかり戻して終了しました。　ＥＣＢのドラギ総裁が、「12月の政策理事会で、金融政策の緩和の度合いについて再検討する必要がある」との認識を示した事で、欧州市場が大きく上昇し、それが影響したと伝わっています。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、大きく上昇して寄り付きました。　寄り付き後は少し下げますが、概ねもみ合いの状況が続きます。

　午後は１８９００円に乗せる時間帯がありましたが、概ね午前のもみ合いの価格に戻します。

　引けにかけては少し売りに押され、大引けは１８８００円の３５０円高で終了しました。

　欧州や米国の影響で、意外高になりました。　しかし、寄り付き後の伸びが今一でした。　このタイミングで上がって良いのか、迷っているような値動きに見えました。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　ＮＹダウは大陽線が立ち、ボリンジャーバンドの＋２σに迫る勢いとなりました。　火曜日から始まるＦＯＭＣは現状維持で、１２月のＦＯＭＣも利上げは見送りと言う事を折り込みに行くような勢いで、８月の急落前の値段まで戻しました。　まだまだ上が有りそうですが、今夜は利食いをこなす相場になるのではないでしょうか。

　一方日経平均株価も大きく上昇しました。　ＮＹダウに比べると、戻りは鈍いのですが、一目均衡表の雲の中に入ってきました。　遅行線も実態を抜きましたので、今後先高観が出てきそうです。　やっとです。　しかし、来週末に日銀金融政策決定会合が待っていますので、このまま素直に上がって行くとも思えません。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、調整予想です。　調整と言っても大きく下げる訳では無く、利食いをこなす相場となりそうです。　25日移動平均線との乖離率も大きくなってきましたので、待つ時間も必要です。

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