明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2015年6月29日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ高・ナスダック安のまちまちで終了しました。　ＮＹダウは終日プラス圏での推移だったのですが、方向感は無く概ね１８０００ドルの少し下での値動きが続きました。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、大きく下落して寄り付きました。　ロイターに寄りますと「ギリシャ支援協議の決裂によりギリシャの債務不履行（デフォルト）に現実味が出てきたことから、リスク回避の売りが先行した。」と伝わっています。

　寄り付き後は２０２００円から２０３００円台付近での推移が続きます。

　午後になると少し戻していた分を吐き出すように、もみ合いながら少しずつ下げて行き、２００８０円まで下げてしまいました。

　その後少し反発しますが、引けにかけて再び売られ、大引けは２０１１０円の６５０円安で終了しました。

　週の初めから、どえらい下げになってしまいました。　これをピンチと見るか？チャンスと見るか？難しいところなので、今夜の米国市場を参考にして決めたいと考えています。

明日の日経平均株価予想

　先週末の米国市場は、まちまちの結果でした。　ＮＹダウは２日下げた後の小反発のようにも見えますが、上ヒゲは長く、今後上を目指すような印象は感じません。　２５日移動平均線と７５日移動平均線もデッドクロスしてしまい、本格調整の始まりのような雰囲気になってきました。　ギリシアの件もありますので、今夜は下落する可能性が高そうです。

　一方日経平均株価は大きく下げ、一気に２５日移動平均線を割り込んでしまいました。　ギリシアの問題が大きく影響していますので、今後の成り行きを見るしか無いようです。　もう何年も同じことをやっていますので、デフォルトしてしまえば、案外反発のきっかけになるかも知れませんね。

　明日の日経平均株価予想は、下落予想です。　またまた２００００円の攻防が見られそうです。　ただ、今日、３.１３％下げましたので、今夜のＮＹダウが何％下げるかに注目したいと思います。　ＮＹダウの下げ幅が、それほどでもなければ、反発する可能性も残しています。

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