明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2015年5月11日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　ＮＹダウは寄り付きから勢いがよく、一気に１８２００ドル付近まで上昇しました。　その後は高値もみ合いが大引けまで続きました。　ロイターによりますと、「朝方発表された４月の米雇用統計が経済に勢いが戻りつつあることを示唆し、市場心理が好転した。雇用統計は米国の早期利上げ観測が強まるほどの強い内容ではなかったため、超低金利が当面続くとの見方も広がり、相場の押し上げ要因となった。」と言う事だそうです。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、大きく上昇して寄り付きました。　寄り付き後は、１９７００円に迫る場面がありましたが、それ以上の買いは入らず、１９６００円台半ばでのもみ合いが続きます。

　午後は若干下げてのもみ合いが続き、非常に眠たい相場が続きました。

　引けにかけても全く動きは無く、大引けは１９６４０円の２６０円高で終了しました。

　雇用統計を受けて為替が円高に振れました。　早期利上げは無いと言う判断のようですが、円高一巡後はジワジワと円安方向に動いています。　実際どうだか分からないと言う事のようにも感じますね。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　ＮＹダウは強い動きとなり、直近の高値を抜いてきました。　しかし、これでボックス圏を上に抜けたかどうかは、今夜の動きを見なければ、何とも言えないところです。　今夜高いと良いのですが、短期の利食いに押されると、再びボックス圏での動きに戻ってしまいます。

　一方日経平均株価は、米国市場に支えられ、大きく上昇しました。　しかし、日中の上への動きが見られなかった事で、ローソク足は陰線になってしまいました。　このところ、陰線の日が多く、上昇はしたものの、本気にはなっていないのじゃないかと感じてしまいます。

　明日の日経平均株価予想は、下落予想です。　ＮＹダウは当然短期の利食いが出やすい場面だと思います。　それと、利上げの時期が本当に遠のいたと言えるのでしょうか？　雇用統計が２０万人台なら、９月の利上げがあるかも知れないと、勝手に考えています。

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