明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2015年5月8日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　ＮＹダウは寄り付き後、前日の終値を挟んでの一進一退相場だったのですが、途中から右肩上がりの展開に変わり、１８０００ドルに迫る動きとなりました。　しかし、１８０００ドルには届かず、その後は横ばいのもみ合いとなり、大引けは少し下げて終了しました。　前日の陰線のほとんどを埋めましたが、雇用統計前ですので、頭も重いようです。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、高い寄り付きとなりました。　しかし、寄り付き後に大きな売りが出てきて、数十円ほど下げてしまいます。　売り後は右肩上がりでしっかり戻し、その後は寄り付き値付近でもみ合う展開が続きました。

　午後になると買いが優勢となり、１９４００円を回復します。　その後少し休んで２時台には１９４７０円まで上昇しました。

　しかし、今日は週末でもあり、米雇用統計前ですので、その後は手仕舞い売りに押され、大引けは１９３８０円の１４０円高で終了しました。

　１９３７０円で寄り付いて、１９３８０円で引けましたので、途中上下はありましたが、結果的には様子見色の強い一日でした。　来週からどうなるかは、今夜の雇用統計を受けた為替と、ＮＹダウの動きで決まりそうです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　ＮＹダウは上昇しましたが、３月以降のボックス圏の中央付近に位置していますので、今夜の雇用統計しだいでどちらにも動けるような値位置だと思います。　雇用統計の結果が良いと利上げが近くなり、市場はこの矛盾をどう判断するのか全く見えません。　トレンドがある時なら、結果はどうあれトレンドの方向に動くのですが、今はトレンドが出ていませんので蓋を開けてみないと分からない状況です。

　一方日経平均株価も上昇しました。　ここで大事なのは、これで目先底を打ったのかどうかです。　今日の上昇で、午後から飛びついた人もいたと思いますが、結果として一日の値動きが少なかった事や、雇用統計を受けてＮＹダウがどちらに振れるのかが分かりませんので、今のところ何とも言えない状況です。　ただ、一つ言える事は、今のトレンドは上では無いと言う事だけです。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、雇用統計前ですので、お休みします。　今夜のＮＹダウが下げると仮定すると、月曜日は買いは様子見です。　逆にＮＹダウが上がると仮定すると、月曜日は買いの可能性が出てきます。　すべては今夜の為替と米国市場の動きにかかっています。

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