明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2014年10月10日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく下落しました。　ＮＹダウは寄り付き直後から、右肩下がりの展開で、坂道を転げ落ちるように下落し、約３００ドル程度下げてしまいました。　ロイターによりますと、世界経済が力強さに欠け、企業業績に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念から売りがかさみ、主要３指数は軒並み約２％下落。Ｓ＆Ｐ総合５００種は半年ぶりの大きな下げとなり８月７日以来の安値に沈んだと言う事です。　それにしても連日ジェットコースターのような相場となっています。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、大きく値を下げて１５３００円で寄り付きました。　寄り付き後は、多少上下がありましたが、１５３００円付近に収束しました。

　１０時台後半からは、少し値位置を上げてもみ合う展開が続きますが、午後になると逆に１５３００円を下回るレベルでの推移に変わります。

　引けにかけては再び値位置を上げ、大引けは１５３４０円の１６０円安で終了しました。

　本日のＳＱ値は１５２９６.３７円で、現物の日経平均の終値は１５３００.５５円ですので、ギリギリですがＳＱ値を上回って終わる事が出来ました。　このＳＱ値が今後サポートラインになれば良いのですが、米国市場が怪しいので、風前の灯火のようなものですね。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく下落しました。　ＮＹダウは一目均衡表の雲を上から下に貫いてしまいました。　上に貫いたり、下に貫いたり、ややこしい動きです。　気になるのは、下値を切り下げていますので、今夜大きく上昇すれば良いのですが、モタモタするようなら一段安も考えられます。　もし、そうなれば８月の安値の１６３００ドル付近を意識する動きが出そうです。

　一方日経平均株価も、弱い動きとなっています。　米国株安、そして３連休前でもありますので、仕方のない動きなのかも知れません。　一目均衡表では、一気に雲の中に入ってしまいました。　場中に一時下抜けしましたが、引けでは雲の中に戻しました。　ローソク足は十字に近い形になって、底のような形にも見えますが、米国しだいでは、連休明けは雲の下で寄るかも知れません。

　来週火曜日の日経平均株価予想は、下落予想です。　しかし、騰落レシオが７７まで下がってきましたので、目先の底は近いと思っています。　年末が高いと仮定するならば、そろそろ買い場が来ているのかも知れません。

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