明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2014年9月5日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＮＹダウは勢いよく上昇し、ザラ場での史上最高値を更新するのですが、その後しだいに下げ始め、右肩下がりの展開になってしまい、終盤にマイナス圏に突っ込んでしまいました。　引けにかけて少し戻しますが、戻しきれずにマイナスで終了しました。　雇用統計前の最終売買日でもありますので、簡単には行かないようです。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、高い寄り付き（１５８００円）となりました。　為替が再び１０５円台に入ってきたことが原因です。　しかし、寄り付き値が高値となり、右肩下がりの展開で、１５７００円付近まで下げて、もみ合う展開に変わります。

　午後は１５７００円台でのもみ合いが続いていたのですが、１時頃に急落し、一気にマイナス圏に沈んでしまいました。　しかし、それ以上下げることは無く、その後再びプラス圏に浮上します。

　引けにかけては１５７００円の少し下でもみ合う展開が続き、大引けは１５６９０円の３０円高で終了しました。

　米雇用統計直前の相場ですので、積極的な買いは入らず、弱々しい相場となりました。　これで３日連続の陰線で、あまり良い形ではありません。　今夜の米雇用統計で、為替が円安に反応すれば何の問題も無いのですが、逆の場合は目先の天井が確定してしまいそうです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＮＹダウは雇用統計前の日柄調整中と言ったところでしょうか。　雇用統計が良いと金利引き上げの時期が早まると言う事で、株安ドル高につながり、逆に悪いと株高ドル安になりそうな感じなのですが、何と言っても蓋を開けてからしか分かりません。　今は決めつけないほうが良さそうです。

　一方日経平均株価は、弱い動きとなっています。　国内要因では無く、為替の上下だけに反応していますので、主体性の無い動きです。　消費増税後の落ち込みも戻っておらず、日銀の追加緩和も無い状態で、更に次の増税も決めなければなりませんので、為替の助けが無ければ、もっと下げているんでしょうね。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、雇用統計直前ですので、お休みします。　雇用統計発表後の為替の動きが気になりますね。　今夜は為替から目が離せません。

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