明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2014年8月1日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく下落してしまいました。　ＮＹダウは寄り付きから安く、時間の経過と共にズルズル下げて行く展開で、３００ドルを超える下げになってしまいました。　ロイターによると、「一連の経済指標を受け、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が一部の予想よりも早い段階で利上げに踏み切る可能性があるとの懸念が高まった。」と言う事です。　しかし、利上げが早まると言う事は、好景気の裏返しですので、悲観するような事ではないようにも思えます。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、安い寄り付きとなりました。　その後、１５５００円台で乱高下し、１０時台は１５６１０円まで戻しました。　結構底堅い動きです。

　午後は、１５５５０円と１５６００円の間でのもみ合いが長く続きますが、２時台に入るともみ合いの値位置を少し下げてしまいます。

　引けにかけても同じようなもみ合いが続き、大引けは少し跳ね、１５５８０円の７０円安で終了しました。

　ＮＹダウは１.８８％下落、日経平均株価は０.６３％下落、約３分の１の下落で済みました。　為替の影響の方が大きいと言う事ですね。　と言う事は、米国の利上げが決まっても、為替が円安に動くので、日経平均は下がらないと言う事になります。　あとは日本の景気だけですね。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく下落しました。　ＮＹダウは３００ドル以上も下げ、長い陰線を引いてしまい、チャートが完全に崩れてしまいました。　ただ、あまりにも急激な下げだった為、今夜あたり、リバウンドがあるかも知れません。　雇用統計にもよりますが・・・。

　雇用統計が良かった＝金利上昇、雇用統計が悪かった＝金利低下。　この矛盾を市場はどう判断するのか？？？

　一方日経平均株価は、米国安の影響を受け、下落してしまいました。　しかし、ＮＹダウほどは下げてなく、底堅い動きと見る事が出来ます。　米国利上げ＝ドル買いと言う方程式が成り立ちますので、為替に救われた感じでしょうか。　チャートも大きな崩れは無く、ボリンジャーバンドの＋１σ付近で留まっていますので、上昇トレンドは継続中です。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　雇用統計直前なので、本当のところは分からないのですが、ＮＹダウは先に大きく下げていますので、今夜は下げ過ぎの反動が出てくると思います。　雇用統計は、市場予想から大きく外れる事が無ければ、ＮＹダウは無視かも知れません。　あとは日本に影響のある為替がどうなるか、気になるところです。

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