明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2014年3月18日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　寄り付き直後から買いが優勢で、１６２００ドルを上回り、その後は概ね高値圏でのもみ合いが続きました。　今回の下落幅のだいたい半分ぐらい戻しました。　半値戻しは全値戻しとも言いますので、この勢いで今夜も頑張って欲しいものです。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、高い寄り付きとなりました。　寄り付き後すぐに１４４６０円を付けますが、それが本日の高値となってしまいます。　その後は右肩下がりの展開で、１１時前に１４３１０円で止まり、緩やかな反転が始まります。

　午後も緩やかな右肩上がりの相場が継続し、しだいに高値に接近するのですが、２時を過ぎた頃に突然売りが優勢となり、値を消す展開に変わりました。

　引けにかけても反発のような動きは見られず、マイナスにはならなかったものの、大引けは１４３４０円の７０円高で終了しました。

　出来高も少なく、ＮＹダウほどの上昇幅もありませんでした。　消費増税まであと２週間、景気の落ち込みに対する不安と、日銀に対する催促の意味が含まれているのでしょうか。　明日の夕方、黒田日銀総裁が何か発言するそうですので、それを待っているのかも知れません。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　ＮＹダウは上向きの２５日移動平均線を回復してきましたので、ここは順張りの買いが入りやすいタイミングです。　今日と明日にＦＯＭＣが予定されています。　方向性は変わらないと思いますが、それに対して相場はどう動くのか注視する必要がありそうです。　今夜強いようなら再び上昇トレンドが発生する可能性が高いと考えても良いのかも知れませんね。　イエレンさんが、いらん事を言わない前提付きですが・・・。

　一方日経平均株価も上昇はしましたが、結果的に陰線引けとなってしまいました。　何となく弱々しい相場です。　為替のせいにもできますが、やはり今は景気の腰折れ懸念が強いように思えます。　チャートでも、昨日から２５日移動平均線が下を向いてしまい、米国との明暗が別れる状態が続いています。　そろそろ黒田さんがうまいこと言わないと、アベノミクスが崩壊してしまいそうです。

　明日の日経平均株価予想は、調整予想です。　仮に今夜の米国が上昇し、寄り付きが高くても、今日のように買いづらい相場になりそうです。　何か安心して買えるようなきっかけが欲しいところですよ、黒田さん。　読んでくれてますか？

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