明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年12月16日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に小幅な上昇でした。　ＮＹダウの下落は、とりあえず止まりましたが、反発幅が少なかっただけに、底を打ったかどうかはまだまだ不透明な状況です。　ＦＯＭＣを前に積極的な買いが入るはずも無く、今週前半は上昇しにくい環境が続きそうです。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、安い始まりとなりました。　先週末から比べると、少し円高になっていた事も一因だったようです。　寄り付き後も弱い動きで１５３００円まで下げ、その後も１５３００円付近でもみ合う展開となりました。

　午後は更に一段安となり、１５１５０円まで下げてしまいます。　その後は少し反発しますが、上昇トレンドには乗れず、２時半頃から再び下を見に行き、本日の安値１５１５０円を再びつけてしまいました。

　引けにかけては少し反発し、午後のもみ合いのところまで戻して、大引けとなりました。　大引けは１５２２０円の２６０円安で終了しました。

　米国市場が低迷しているのは、今週のＦＯＭＣでＱＥ縮小があるかも知れないと言う事が原因だと思います。　もしそうなのであれば、米国金利上昇で、ドルが買われるはずです。　しかし、何故か今日は円高の流れとなり、日本株が下げてしまいました。　不思議ですね。

明日の日経平均株価予想

　先週末の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは少しだけ上昇しました。　ＮＹダウの値位置はボリンジャーバンドの－２σ付近で、バンド幅が狭くなってきました。　１７～１８日がＦＯＭＣですので、結果発表でどちらかに振れそうな感じです。　ＱＥ縮小なら下、現状維持なら上、と言うのが定説なのですが、既に売りが出ていますので、どうなることやら・・・？

　一方日経平均株価も低迷中で２５日移動平均線を割り込んでしまいました。　１２月６日の安値は割り込んでいないので、三角保ち合いの範疇ではあるものの、今夜の米国市場しだいでどうなるかわからない状況です。　こちらも米国同様ボリンジャーバンドの幅が狭くなってきていますので、ＦＯＭＣ後に大きく動く可能性が高いようです。

　明日の日経平均株価予想は、調整予想です。　下げることはあっても、大きく上昇することは考えにくい日柄です。　ＦＯＭＣ通過までは「休むも相場」ですね。　結果が出てから乗って行っても遅くはないのでは・・・？

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