明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年12月3日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＮＹダウは前日の終値に絡むような時間帯があったのですが、後半値崩れを起こし、１６０００ドルを割り込む時間帯もありました。　引けでは辛うじて１６０００ドルをキープしましたが、なんとなく嫌な終わり方です。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、小幅上昇の寄り付きとなりました。　為替が円安方向に動き、早朝に１０３円台に踏み込んだ事で、米国株安を吸収したようです。　

　その後一旦円高の流れとなり、日経平均先物も一気にマイナスになるのですが、それも一時的だったようで、円安方向に向きを変えると、再びプラス圏に浮上し、１５７５０円付近でもみ合う事になりました。

　午後は少し上を試す展開となり、１５８００円台に乗せますが、米国株が安かった事を気にしてか、それ以上は無く、再びもみ合う展開となりました。

　引けにかけては頭の重さを嫌気したのか、少し売りが優勢となり、値を崩して終了しました。　大引けは１５７３０円の４０円高でした。

　終値での年初来高値は更新しましたが、頭の重い展開の一日で、まだ日柄調整が続いているようです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落しました。　ＮＹダウは、引けにかけて崩れて行ったのが気になります。　そして、一昨日の長い上髭と昨日の陰線で、一旦調整入りも視野に入れておく必要もありそうです。　今夜大きく上昇して、それを打ち消してくれれば良いのですが、今夜下げるようなら調整入りの可能性が限りなく高くなりそうです。

　一方日経平均株価は上昇しましたが、上値の重い展開です。　ボリンジャーバンドの＋１σ＋２σの間にいますので、上昇トレンドは継続中ですが、米国市場しだいで変わりますので、警戒も必要です。　今週末に米雇用統計がありますので、それまでは上は望み薄と言うのも想定に入れておいた方が良いのかも知れません。

　明日の日経平均株価予想は、調整予想です。　今日と同じぐらいか、むしろ安い想定をしています。　逆に考えれば押し目買いのチャンスが近づいているのかも知れませんよ。

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