明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年11月11日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく上昇しました。　雇用統計の数字が予想よりも大幅に良かった事が好感されたようです。　前日の下げ幅をすべて取り戻し、終値ベースで史上最高値を更新する強さでした。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、１４３００円を超えて寄り付きました。　雇用統計の結果が良かったことで為替が円安に振れ、９９円台に入っていた事を好感したようです。

　しかし、為替が円高方向に動き出した為、寄り付き直後に付けた１４３２０円が高値となり、その後は１４３００円を下回ったレベルでもみ合いとなります。

　１２時台に少し値を消す場面がありましたが、１時台に再び午前のもみ合いのレベルまで戻します。

　引けにかけても同じようなもみ合いが続き、大引けは１４２８０円の１９０円高で終了しました。

　為替の円安で上に持ち上げられ、そこでそのまま方向感の無いまま終わってしまったと言う感じで、外部要因のみに反応したような日経平均先物でした。

明日の日経平均株価予想

　先週末の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは大きく上昇しました。　しかしＮＹダウは上値抵抗線をブレイクした訳ではありません。　雇用統計が良かったと言うことは、ＱＥ縮小が考えられますので、それを材料として再び下落する可能性を残しています。　値位置も高値圏ですので、利食いも出やすい状況です。

　一方日経平均株価は大きく上昇し、先週末に窓を空けて下落した分を、窓を空けて取り戻し、アイランドリバーサルのような形になりました。　下落相場でこのシグナルが出ると、トレンド転換の可能性が高いとされていますが、今はトレンドが無い状況なので、微妙ですね。　

　明日の日経平均株価予想は、今日と同じようなところでのもみ合いを予想します。　為替が三角保ち合いをブレイクしそうなところまできています。　もちろん円安方向です。　一気に抜いてくれれば良いのですが、今のところ微妙な位置です。　ここは何かの材料が欲しいところなのですが・・・どうなることやら・・・？

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