明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年10月23日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　９月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の増加幅が市場予想を大きく下回り、ＦＲＢが来年にかけて量的緩和を維持するとの見方が強まったと伝わっています。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、上昇の始まりとなりました。　そして直ぐに１４８００円に手が届くにですが、それが本日の高値となり、その後は１４７５０円付近でもみ合う展開が続きました。

　午後は為替が円高方向に動き出し、日経平均先物もそれにつられるように下落の一途をたどる事になります。　２時前に為替の円高は止まるのですが、日経平均先物の下落は止まりません。

　引けにかけても力は無く、更に下値を探る展開となり、大引けは１４４３０円の２８０円安で終了しました。

　昨夜の雇用統計発表で、為替は乱高下し、その後一旦落ち着いたように見えたのですが、ところがどっこい本日午後から本格的な円高の流れが出来てしまい、９７円台前半まで円高が進んでしまいました。　米雇用統計が悪くて米株高・・・円高により日本株安・・・悪人が得をして周囲にとばっちりを与える・・・悪の枢軸と呼んでも良いでしょうか？

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは上昇しました。　今後も金融緩和状態が続くと言う事で、株は上げました。　しかし、雇用統計が悪いと言う事は、景気が悪いと言う事なので、このまま上げ続ける事は難しいかも知れませんね。　チャートも上値を追うような形に見えますが、どうなる事やら？

　一方日経平均株価は急激な円高に見舞われ、大きく下げてしまいました。　２５日移動平均線を少しだけ下回ってしまい、今週はダメかな・・・と言うような印象です。　為替も大きな三角保ち合いの状況が続いていて、９６円台後半から１００円の間での推移なのですが、一旦円高方向ブレイクにトライする動きがあるかも知れません。

　明日の日経平均株価予想は、下落予想です。　今週は短期的な調整が入りそうです。　下げたところは買いかも知れませんよ。

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