明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年10月9日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＮＹダウは９月の前半に大きく上昇した分のほぼ全てを消してしまいました。　いったい何やってるんでしょうね、議会は。　自分たちの主張のために国民の財産を失わせてしまっている事に気が付いていないのでしょうか？

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、安い寄り付きとなりました。　昨日の安値を割り込まなくて良かったね！というような寄り付きです。　しかし、その後は右肩上がりの相場となり、どんどん上昇して行きました。

　１１時台に入るとプラス圏に浮上し、午後も強い動きで緩やかに上昇して行きました。

　引けにかけてもだれる事無く、高値圏でもみ合いながら大引けは１４０７０円の１４０円高で高値引けとなりました。　ちなみに現物の日経平均株価も高値引けでした。

　今日は為替の円安の流れが終日続いた事が株高の原因なのですが、これでトレンドが変わり、円安方向に流れるかどうかは不透明な状況です。　次のＦＲＢ議長はイエレンさんに決まりそうな感じで、金融緩和継続と言う方向性が見えてきました。　しかし、これは円安の材料ではありません。　そして財政問題をどうするのかと言う大きな大きな問題が残っています。　まだまだ油断は禁物と考えるべきかも知れません。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落しました。　ＮＹダウは直近（８月）の安値に限りなく近づいてしまいました。　多くの逆張り指標に買いシグナルが点灯していますので、いつでも反発できるはずです。　しかし、決められない政治が邪魔をし、デフォルトの危機が迫っている状況で、本気の買いは入りません。　今夜あたり一息つけるかも知れませんが、その後は不透明な状況です。

　一方日経平均株価は為替の円安のおかげで上昇することが出来ました。　しかし、これがどこまで続くのかは、今は見えていません。　為替の９７円台後半に抵抗線が存在しますので、これをブレイクするには、米国がしっかりする必要がありそうです。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　しかしＳＱ前日なので、神経質な相場も予想できますので、小幅高程度でしょうか。　まあ、「休むも相場」でも良いかも知れませんね。

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