明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年9月9日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ安・ナスダック高のまちまちで終了しました。　雇用統計は市場予想より少しだけ良かっただけで、物足りない内容でした。　それを受けて金融政策をどうするのか？　不透明さだけが残った感じです。　そしてシリアへの軍事介入がどうなるのかなどの不透明な状況下で、売りも買いも方向性を決めかねているようです。

　本日の日経平均先物は、「祝・東京オリンピック」と言うことで、１４３２０円で寄り付きました。　祝砲が上がったような感じです。　しかし、その後が伸びません。　早朝から円安が進み、１００円に乗せていた為替が反転してしまいました。　その為日経平均先物も上がった花火が落ちるような感じで値を消す展開となりました。

　大幅に上昇し、値幅があった為、マイナスまでは距離がありますが、冴えないイメージで１４１００円台前半の動きに変わりました。

　午後も同じような展開から、時間の経過と共に少しずつ下値を切り上げ１４２００付近まで上昇し、そこで止まってしまいました。

　引けにかけても全く動かない相場が続き、大引けは１４２２０円の３７０円高で終了しました。

　オリンピックが決まって良かったですね。　日本経済にとっても良いことで、経済効果３兆円に期待したいものです。　しかし、東京オリンピックまでの７年間、ずっと株が上げ続けるのかと言うとそんなことは無いと思ったので、時代は違いますが前回のオリンピック前の日経平均株価を調べてみました。

　１９５９年５月に開催が決まり、１９６１年７月に高値をつけています。　８００円付近から１８００円付近まで上昇し、２倍以上にはなりましたが、その後はパッとしない動きとなっています。　上げたのは最初の２年だけで、あとの３年は難しい相場だったようです。　一方通行の相場は無いと言う事なんですね。

　当時の日経平均はこんなに安かったのですね。

明日の日経平均株価予想

　先週末の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックはまちまちの結果で、方向性が全くありません。　シリア問題、そしてＦＯＭＣは来週ですので、今週はこんな動かない相場が続くかも知れません。

　一方日経平均株価はオリンピック効果もあり、大きく上昇しました。　しかし今もなお為替の影響は大きいようで、オリンピックだけで日経平均は上がって行かないようです。　まずは重い１００円の壁を早く突破して行ってもらいたいものです。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　今後オリンピック関連株と言われる銘柄を中心に、日経平均も上昇相場になって行くとは思いますが、為替の動きには要注意ですね。

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