明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年9月4日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　連休明けのＮＹダウは寄り付きから強い動きとなり、一気に上昇したのですが、何となく頭が重く、値を消す展開となり、中盤戦でマイナスになってしまいました。　引けでは何とかプラス圏まで戻しますが、期待はずれの結果でした。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、安い寄り付きとなります。　為替は９９円台で昨日と同じぐらいのところです。　その後も方向性の出ない相場つきで１３９００円付近でもみ合う展開が長く続きました。

　午後からは相場が一変します。　堅調な右肩上がりの相場となり、１時頃には午前の高値を抜き、更に上を目指す展開が続き、２時前にはとうとうプラス圏に頭を出しました。

　引けにかけても騰勢はおさまらず、大引けは何と１４１００円の１１０円高で高値引けとなりました。　現物の日経平均株価は高値引けとはなりませんでしたが、高値圏で終了し、終値で１４０００円に乗せました。

　午後からの為替は円安の流れでしたが、それに引っ張られたような感じは無く、逆に株が為替を引っ張ったような買い気の強い一日でした。　東京オリンピック決定を先読みしたかのような動きです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは際どく上昇しました。　ＱＥ縮小の問題やシリア攻撃が無くなったわけではありませんので簡単に買いは入りにくい環境なのかも知れません。　今週末には雇用統計も控えていますので、イベント目白押しと言ったところでしょうか。　今夜も買いから入りそうなのですが、続くかどうかが心配です。

　一方日経平均株価は強い動きとなりました。　ボリンジャーバンドの＋１σ付近まで上昇し、良い形になってきました。　すぐ上に一目均衡表の雲がありますが、薄い雲なので、上抜き易いと思います。　一気に抜いて欲しいものです。　ただ、出来高が少ないのが気になりますが、方向性は上であることには違いありません。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　しかし、短期の利食いや戻り売りが出易い位置でもありますので、為替の動きには十分注意をはらう必要がありそうです。

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