明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年8月28日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく下落してしまいました。　下落の原因は西側諸国によるシリア攻撃があるかも知れないと言う事だそうです。　米軍はすでに巡航ミサイルを発射できる駆逐艦４隻を地中海東部に配備しており、いつでも攻撃を開始できる状態のようです。　どうなることやら・・・？

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、大きく下落して寄り付きました。　寄り付き値は１３２００円の３４０円安です。　為替も円高で９６円台まで入っていたことも下落の原因となりました。

　その後は為替も落ち着きを取り戻し、日経平均先物も少し戻しますが、どんどん戻して行くことは無く、１３２００円台でのもみ合いが長く続きます。

　午後も反発する動きは無く、ボックス圏での動きが続きます。　２時を過ぎた頃、そのボックス圏を上に抜けました。　為替が少し円安に振れた事がきっかけだったようですが、それも長続きはせず、高値は１３４００円で止まってしまいました。

　引けにかけては１３３５０円付近でもみ合い、大引けは１３３６０円の１８０円安で終了しました。

　米国市場が下落したことより、有事の円買いが痛かったですね。　せっかく少し円安の流れが出来かかっていたようにも見えましたので、ここへ来て元の木阿弥となってしまった感は否めません。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは大きく下げてしまいました。　少し反発したようにも見えたＮＹダウは、直近の安値を割り込んでしまいましたので、まだ下があると考えなければならないようです。　シリア攻撃があると仮定するならば、実際に戦闘が始まるまでは反発は難しいかも知れませんね。　過去の経験では、攻撃が有るのか？無いのか？分からないと言う中途半端な状態が一番悪影響を与えるものだと認識しています。

　一方日経平均株価も大きく下落してしまいました。　円買い、スイスフラン買いだったようです。　日本は中立国ではありませんが、派兵が出来ない事で通貨が買われるのかも知れません。　日経平均株価のチャートを見てみると、ボックス圏の中での推移で、下値支持線に近づいてしまいました。　下値支持線を割り込んでしまうと、６月の安値に迫る動きを想定しなければなりませんので、何とか踏ん張って欲しいものです。　下値支持線は１３１００円付近です。

　明日の日経平均株価予想は、続落予想です。　今はまだ反発するような環境ではありません。　ただ、騰落レシオが良いところまで来ていますので、反発ポイントは近いと言う見かたもできます。　もう少しの辛抱と思いたいものです。

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