明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年8月20日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落してしまいました。　下落が止まりません。　連日ＱＥ縮小懸念と伝わっていますが、本当にそれだけなのか？　これだけ下げれば少し疑いたくもなるところです。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、当然安い始まりとなりました。　１３６４０円で寄り付いた後は、方向性が無く、一進一退の相場が続きます。　１０時半頃から少し買いが優勢となり、１３７００円を超え、何となく期待を抱かせるような動きを見せますが、プラス圏までは届かず、お昼にかけて再び１３７００円を割り込みました。

　午後に入ると上値は重いと感じたのか？　株価は一気に下を目指す展開に変わります。　１３６００円を割り込んだところで一旦止まり、１時台はもみ合いが続きますが、２時台に入ると再び売り仕掛けが入ったように急落が始まります。　１３５００円付近で一旦止まりますが、２時２０分頃にとどめの急落が入りました。

　引けにかけては安値圏でのもみ合いが続きます。　反発らしい反発も無く、大引けは１３４１０円の３６０円安で終了しました。

　本日の相場は予想外の大きな下げに見舞われてしまいました。　一部にインドネシア市場の下落が伝わっていますが、実際はそうではなく、米国市場の下落を気にしているのだと思います。　今夜の米国市場が続落するのなら、明日の日本市場も安くなると言う先読みからの売りだったのかも知れません。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは続落しました。　ボリンジャーバンドの－３σのラインに沿うような下落です。　一目均衡表の雲も下抜けてしまいましたので、今のところお世辞にも今夜は反発なんて事を書けるはずもありません。　逆張り指標の多くに底を示すシグナルが点灯していますので、密かに期待はしているのですが、何か反発のきっかけが欲しいところです。

　一方日経平均株価も弱い動きとなりました。　米国市場の下落を受け、安く寄り付き、一旦米国の下落を折り込んだのですが、それにも増して午後から急落してしまいました。　午後の下げは先読みの下げと解釈すれば、今夜米国が下げても明日への影響は少ないと思いたいものです。

　テクニカル面から見ると、本日の下落で、直近の安値を下回ってしまいましたので、下落トレンド継続中です。　もう少し下があっても不思議では無いような悪い流れです。

　明日の日経平均株価予想は、下落予想です。　今のところ上昇ネタは何もありません。　今夜の米国市場がどのような日中の動きをするのかに注目したいところです。　昨日の後半のような一方的な下げになるのか？　下げたとしても少しぐらいは抵抗するのか？　何かそんな匂いを感じたいと思います。

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