明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年8月2日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく上昇しました。　寄り付き直後から一気にぶっ飛び、その後は概ね高値圏で推移する強い値動きでした。　ＦＯＭＣの声明でＱＥ縮小開始が近いことが示唆されなかった事や、新規失業保険申請件数など米指標が堅調な内容だったことを好感したと伝わっています。　しかし、雇用統計は今夜なので、見切り発車です。　予想通りか上回るぐらいの数値が出ないと、行って来いになる可能性も残しています。　良いんでしょうか？

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、大きく上昇して寄り付きました。　米国市場の大幅上昇と、為替が円安方向に振れ、９９円台に乗せてきた事が追い風となったようです。　その後少し調整しますが、９時半を過ぎた頃から買いが優勢となり、１４２００円を超えて行き、再びもみ合いの動きとなりました。

　午後も同じぐらいのところでのもみ合いが続きます。　相場が動いたのは１時半を過ぎた頃です。　再び買いが優勢となり、堅調な右肩上がりの相場となりました。

　引けにかけてもだれる事は無く、高値引けとはなりませんでしたが、ほぼ高いところで終了しました。　大引け値は１４４８０円の４３０円高でした。　ちなみに現物の日経平均株価は２日連続の高値引けです。

　強い週末が戻ってきました。　米国株高と為替の円安を好感した結果なのですが、先ほども申し上げましたように、雇用統計は今夜です。　今日の結果が幻で無いように願いたいものです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは大きく上昇し、終値で史上最高値を更新しました。　今のところは強い相場と言うべきなのでしょうね。　今夜の雇用統計を先読みしたような上昇だった為、結果が予想を上回れば、今夜は続伸だと思いますが、予想通りなら上値が重くなるかも知れません。　ただ、イベント通過で買いが入るなんてことも考えられます。　どっちなんだ？　と言われそうですが、やってみなければ分からないと言うのが正しいのでしょうね。

　一方日経平均株価も非常に強い動きとなっています。　２５日移動平均線を上回り、一目均衡表の雲もはっきり上抜きました。　何と言っても為替が一目均衡表の雲を円安方向に抜けた事が大きいですね。　このまま１００円方向に動く勢いも感じるのですが、１００円付近には抵抗線がありますので、今後本当に円安の流れが出てくるのは、１００円をブレイクししてからかも知れません。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、雇用統計を控えていますので、お休みします。　市場の雰囲気は上ですので、それに水を差すような雇用統計の数値は勘弁して欲しいものです。

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