明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年6月12日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＮＹダウは寄り付きから大きく下げますが、急速に戻し、何度かプラスになる場面もありました。　しかし、後半もう一度売られ、結果１００ドル以上下げて終了しました。

　それを受けて始まった日本市場・日経平均先物は、下落の始まりとなりました。　昨日からの円高の流れが止まらず、今朝早くに９５円台に入っていたことも、株価下落の一因だったようです。

　日経平均先物は、寄り付き後も乱高下し、一時１３０００円を割り込みますが、それを安値として、もみ合いが続きます。

　１０時台になると、若干下値を切り上げるようなもみ合いとなります。　為替も少しずつ円安の流れとなっていたことも利いたのでしょう。

　午後は一時的に下へ突っ込みますが、その後はしっかりした足取りで右肩上がりの展開となります。　強い足取りは２時を回った頃まで続きますが、引けにかけて止まってしまいます。　だからと言って売り込まれる事も無く、１３３００円付近でもみ合いの末、大引けは１３２８０円の１００円安で終了しました。

　ＳＱ前の水曜波乱が起きましたね。　原因がＳＱだったのか？　今回は日銀金融政策決定会合後に円高の流れが出来てしまいましたので、それが原因だったのかも知れませんね。　今は少し円安方向に動いていますが、完全に戻していませんので、これで安心と言うレベルではありません。　まだまだ要注意です。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落してしまい、ＮＹダウは２５日移動平均線を再び割り込んでしまいました。　まだまだ調整中のようですが、ボリンジャーバンドのバンド幅が狭まってきていますので、エネルギーが貯まってきている環境でもあります。　近いうちにどちらかに振れそうなのですが、今夜安ければ下振れ、今夜高ければ上振れ、の可能性があるのではないかと考えています。

　一方日経平均株価はプラスにはなりませんでしたが、よく戻しました。　しかし、下落トレンドを脱した訳ではありません。　この危うい状況はもう少し続きそうです。　明日はＳＱ前日の取引となりますので、為替しだいではあるものの、安心して買って行けるような環境ではなさそうです。

　明日の日経平均株価予想は、今日と同じようなところでのらりくらり・・・と予想します。　やはり今週はお休みですね。　休むも相場です。　「分からない時はやらない」と言うのは個人投資家の特権です。

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