明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年5月29日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　寄り付き直後から大きく上昇し、史上最高値に迫るのですが、高値警戒感が出たのか？最高値更新はならず、その後はしだいに値を消す展開となりました。　とは言っても終値ベースでは史上最高値更新となり、１５４００ドルに乗せて終わる強い相場だったようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１４５００円に乗せて寄り付きました。　しかし、その後は坂道を転がるように下落し、９時半を過ぎた頃にはマイナス圏に沈んでしまいました。　１０時前頃に一旦プラス圏に浮上しますが、その直後に再び下落し、更に安いところまで売られる２段下げで本日の安値をつけました。　為替はと言うとやはり同じような動きをしていました。

　現物のお昼休みを挟んで、午後は逆に強い動きとなり、２時頃にかけて寄り付き値を伺うようなところまで回復しますが、今日のところはそれ以上の上昇はありませんでした。

　引けにかけては１４４５０円付近でもみ合いが続き、今日はこのあたりで終わるのかな？　と思っていたら、引け際に急落します。　為替もやはり一気に円高方向に動いていました。

　大引けは、１４２００円の１６０円安で、安値引けとなってしまいました。　大きく下落してきた相場ですので、少しでも円高になると敏感に反応するようです。

　大きく下げた後、大きく上げて戻すと言うシナリオは、今日の相場を見ていると、不可能に近いような感じですね。

　ちなみに現物の日経平均株価は急落の途中で大引けとなり、辛うじてプラスで終了しました。　東証１部で１０００銘柄以上がプラスで、指数と個別でまた乖離しているようです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは上昇しました。　しかし、高値圏でなんとなく頭が重いようなイメージが残りました。　ローソク足は上髭が付き、２２日も同じように上髭がでていましたので、ダブルトップになった可能性も否定できません。　今夜安くなれば要注意と考えるべきかも知れません。

　一方日経平均株価はプラスで終了はしたものの、なんとなく弱い印象の一日でした。　為替は１０２円台でしたので、以前のような強さは今は感じられません。　以前が「みんなで渡れば怖くない」状態で、そちらのほうが異常だったのかも知れません。　明日、上を目指すような動きがあれば順調に戻すかも知れませんが、逆に弱ければ調整が長引きそうな感じです。

　明日の日経平均株価予想は、下落予想です。　引け際の急落が気になります。　為替の円高も一因ですが、為替をやっている人から言わせれば日経平均先物が下げるから円高になると言う意見もあります。　卵が先か鶏が先かと言う事なのですが、どちらにしても神経質な動きのようです。　それと、先ほども申し上げましたが、今夜の米国市場の動きは重要です。

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