明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年5月21日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　下落と言ってもプラス圏で推移する時間帯もあり、結果的にマイナスで終わったと言うようなイメージです。　日柄調整中と言う事です。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１００円安の寄り付きとなりました。　昨日からの円高の流れが続いていた事も、影響を与えたようです。　しかし、９時を過ぎた頃から突然ドルが買われ始めます。　日経平均先物もその円安の流れに乗り、右肩上がりのチャートを描きながら戻して行き、１０時台にはプラス圏に浮上する場面がありました。

　午後は円安一服で日経平均先物も軟調な動きを見せ、７０円安のところまで下げてしまいます。　その後為替が横ばいの動きとなると、日経平均先物は、徐々に戻して行きます。　以前も申し上げましたが、最近の傾向として、為替が円安か横ばいなら株は上がります。　今日もそれが当てはまりました。

　引けにかけても強い動きが続き、大引けは１５４００円の１０円高で終了しました。　昨日の予想通り調整の一日でしたが、少し強すぎる調整に驚いています。

　本日から日銀金融政策決定会合が始まっています。　結果は明日なのですが、今回も何もないと思います。　これだけ市場が活況な状況ですので、何もしなくても良いと思います。　参議院選挙まであと２ヶ月ありますので、今は静観です。　もし何かやるのなら選挙がもっと近づいてからのほうが良いと思います。　衆参のねじれが解消すれば黒田さんの立場は安泰となりますから。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落しました。　ＮＹダウは下げましたが、ザラバで史上最高値を更新していますので、順調そのものと言う印象です。　今後もしっかり時間をかけて上昇して行きそうです。

　一方日経平均株価も強すぎる調整の一日でした。　調整と言えないかも知れません。　９％を超えていた２５日移動平均線との乖離率は８％台に下がりましたが、まだまだ高い乖離率を維持しています。　本当はもっとしっかり調整して欲しいのですが、今の勢いなら明日も上昇するかも知れませんね。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想としておきます。　明日の黒田さんのコメントが気になりますが、市場に冷水をかけるような発言だけは気をつけて欲しいところです。　無いとは思いますが。

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