明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年3月22日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　終日マイナス圏での一進一退相場だったようで、ＮＹダウはボリンジャーバンドの＋１σを割り込んでしまいました。　キプロスがこれからどうなるのかなどの不安もありますので、一旦売りが出たのかも知れません。　高いところに居ますからね。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は安い寄り付きとなりました。　昨日から続いていた為替の円高が、夜遅くまで続き、９４円台まで突っ込んだのが大きく影響したようです。

　寄り付き後も軟調な相場となり、お昼頃には１２４００円を下回ったレベルでもみ合う展開となりました。

　午後もしっかりした反発は無く、１２４００円付近までは戻すのですが、すぐに押し返される状況です。

　そんな中、２時頃から急落が始まります。　為替がまた円高方向に振れました。　キプロスへの金融支援をロシアが断ったというような情報が流れたようです。

　引けにかけても坂道を転げ落ちるような下落が止まらず、１２３００円を割り込んでしまいます。　大引けはなぜか最後の最後でピョコッと跳ねたような終わり方で、１２３２０円の２５０円安で終了しました。

　為替はキプロスに弱いようです。　米国市場はそんなもん見ていません（前回）。　慌てない方が良いと思うのですが・・・？

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落しました。　ボリンジャーバンドの＋１σを下回ってしまいましたので、今夜安ければ要警戒と考えるべきかも知れません。　その結果によって来週の動きが占えそうです。

　一方日経平均株価は珍しく週末安となってしまいました。　今回のアベノミクス相場では、週末高が多かったのに・・・。　しかし、ボリンジャーバンドの＋１σを割り込んだわけではありませんので、下落の始まりと考えるのは時期尚早なのかも知れません。　来週の月曜日、続落するようなら少し慌てるべきかも知れませんが、今のところは上昇トレンド継続中です。

　それと、今気になっているのは日銀の動きです。　金融政策決定会合は４月の３日と４日に予定されています。　それまでに臨時の会合があるのかどうか？　最初の会合で何かの政策が出てくると言う噂がありますので、何も無ければ株は下がりますので、きっと何かの動きがありそうです。

　来週月曜日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　多少期待も入っていますが、キプロスごときに反応しすぎのように思います。　ロシアがダメなら同じユーロ圏のドイツが何とかするでしょう。　ギリシアと比較すれば知れていると思いますよ。　キプロス破綻でユーロ崩壊と言うシナリオは考えにくいと思います。

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