明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年2月26日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく下落しました。　イタリアの選挙で明確な勝者が決まらなければ再選挙の可能性が出てきたことで、欧州不安が再燃したようです。　寄り付きはプラスだったのですが、時間の経過とともに押し目を入れながら終日下落してしまったようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は大きく下落して寄り付きます。　為替が大きく円高方向に振れ、朝早くに９０円台に入ったことも大きく影響したようです。

　寄り付き後は戻す展開となり、１１４００円台を回復、更に１１時頃には１１５００円台も回復しました。　しかし戻しもそこまでで、午後からは再び下落して行きました。

　１時頃からは１１４００円を挟む一進一退が続き、引けにかけても大きな動きは無く、大引けは１１４１０円の２４０円安で終了しました。

　イタリアの選挙でどの党も過半数を取れなければ連立を組むという事になるのですが、政策の違いから連立が実現しなければ、再選挙という事になるそうです。　これと似たようなことが以前ギリシアでもありました。　この問題が決着するのには、数日かかりそうですので、為替の乱高下には気をつけたいものです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは大きく下落し、ＮＹダウは高いところから一気に２５日移動平均線を割り込み、更に高値もみ合いのＢＯＸ圏を下抜けしてしまいました。　今夜同じだけ戻せばよいのですが、戻しが弱いと下落トレンドの始まりとなってしまいそうです。

　一方日経平均株価も為替の円高の波をまともに受け、昨日の上昇分を消してしまいました。　チャートは崩れていませんが、今後の外部要因でどうなるか分からない状況です。　為替（ドル/円）も５日移動平均線と２５日移動平均線がまもなくデッドクロスしそうですので、気をつけたいところです。

　明日の日経平均株価予想は、下落予想です。　為替が今また９１円台に入ってきました。　アベノミクスとイタリアの政局不安と、どちらが勝つか？　為替が絡みますので後者かも知れません。

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