明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年2月8日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ドラギＥＣＢ総裁の会見で、ユーロ圏経済は２０１３年の早い時期には弱さが目立つとの見通しを表明したことを理由に株が売られたと言うことです。　またまた出てきた欧州不安ですが、以前のように長続きはしないでしょう。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は下落の始まりとなりました。　その後少し戻しますが、今日の為替は円高方向で、右肩下がりの展開となりました。

　その後は１１２００円を挟んでのもみ合いが長く続きます。　しかし、２時を過ぎると売りが優勢となり、もみ合いゾーンを下に抜けてしまいます。　為替の円高の流れが加速したことも大きな要因だったのでしょう。

　引けにかけても弱い動きで下値を切り下げますが、大引けは少し跳ねて終わりました。

　今年の入ってから５連勝中の強い金曜日だったのですが、今日は土がついてしまいました。　本日のＳＱ値１１１５１.９２円で、このラインを辛うじて死守すると言う結果でした。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落しました。　２月に入ってから同じような値幅の中での動きが繰り返されています。　高いところでの値動きで、フラッグを形成していますので、次に動くのは上の可能性は高いのですが、今のところ決め手はありません。

　一方日経平均株価は弱い動きとなりました。　為替の円安によって上昇してきた相場ですので、為替がこけたら皆こけたとなってもおかしくはありません。　しかし、今後どうなるかは、次を見てみないと分かりません。　ボリンジャーバンドでは、＋１σ付近ですので、それだけを見れば上昇トレンド継続中です。　しかし、為替の日足が３連続陰線となり、ドルの上値の重さを感じます。　今回の円安ドル高局面で２連続陰線はありましたが、３連続は今回が初めてです。

　来週火曜日の日経平均株価予想は、連休を挟みますので控えますが、休み中も為替の動きから目が離せません。　来週火曜日に戻せば上昇トレンドが継続しますが、続落となった場合は要注意です。

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