明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2013年1月16日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ高・ナスダック安のまちまちの結果でした。　ＮＹダウは堅調なのですが、ナスダックは元気がないようです。　全体として、調整中なのかも知れません。　そして気になる為替は円高です。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は安い寄り付きとなりました。　寄り付き後も力なく下方向に動き、右肩下がりの展開となりました。

　お昼前後は１０７００円付近でもみ合う場面をはさんで、午後も弱い地合いとなります。　もみ合いながらも反発の兆しすらありません。

　２時を過ぎるともう一度売りが優勢となり、１０６００円をも割り込む場面がありました。

　引けにかけて少し反発しかかるのですが、ここまで下げると売りたい方も多かったのか、とどめの売りに押され１０５８０円の安値引けとなってしまいました。

　長かった上昇相場も一旦終了し、しばらくは調整やむなしの状況に突入したようです。　明日、大きく戻せば話は変わりますが、今のところ節分天井が前倒しでやってきたと考えるべきでしょう。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックはまちまちの結果でした。　アップルの下げがナスダック指数に大きな影響を与えたようです。　iPhone５向け液晶表示装置などの部品発注を減らしたと伝わっていますが、単なる在庫調整なのか？　売り上げに陰りが出ているのか？　どちらかは分かりませんが、先行きが不透明な状況ならば一旦売っておこうと考える投資家が多くなるのも無理に無いところです。　利益が出ている方も多そうなので。

　一方日経平均株価は、為替の円高で大きく下落してしまいました。　甘利さんの発言によって・・・などと伝えられていますが、もともとオーバーシュート気味だったので、それは単なるきっかけで、相場としては調整したかったと考えるのか本来の考え方なのではないでしょうか。　

　明日の日経平均株価予想は、続落予想です。　大きく下がった後ですので、少しは反発する可能性もあります。　しかしそこで拾うともう一度下がる可能性がありますので、慎重に行きたいところです。　「買いは３日待て」と言う格言もありますので、底を打ってからゆっくりと押し目買いで良いと思います。

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