明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年12月28日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　寄り付き直後は前日の終値付近だったのですが、途中から急落します。　そして引けにかけては急速に戻し、プラスになる場面もあったようです。　財政の崖を回避できるのかできないのか、いろんな噂が飛び交っていたようです。　今年いっぱいはこの問題が引っ張りそうです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は高い寄り付きとなりました。　またまた円安効果です。　８６円台半ばまで進んだ円安によって昨日重かった１０４００円を余裕で超える寄付きとでした。

　その後は為替も止まっていたようで、日経平均先物も一進一退の動きとなりました。

　午後になると値動きは小さくなり、ほとんど動かない時間が続きます。　今年はこの辺で終わりかと思っていると、しだいに買いがゆうせいとなり、２時半を過ぎた頃に本日の高値となる１０４５０円をつけました。　もちろん年初来高値です。

　大引けは引けピンにはなりませんでしたが、１０４３０円の６０円高で終了しました。

　今年は最後の最後まで強い相場が続き、押し目待ちに押し目なしと言うような状況でした。　本日も出来高が多かった事から、株を持って越年と言う方が多かったようです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは日本とは逆に動きが取れないような感じです。　どうなるか分からない時にポジションを取れない状況です。　年内はこんな状況が続きそうです。

　一方日経平均株価は為替しだいではあるものの、非常に強い状況が続いています。　円安の流れが完全に完成しているようで、これを止めるにはよほどの事が無い限り止められない感じです。　来年もこのままなら、日経平均１５０００円も決して夢ではなさそうです。　月足チャートを見ると、リーマンショック以来頭を押さえていた抵抗線を今月大陽線で上抜いていますので、長期的には大きな相場となりそうな感じです。　ただ、ここまで上げて来ましたので、どこかで必ず調整が入ります。

　来年の事を言うと鬼に笑われそうなので、今日の予想はお休みします。　休み中に見ておきたい事は、やはり米国の財政の崖問題です。　決着するのか？　物別れとなり越年するのか？　そしてその結果を受けて為替がどのような動きをするのか？　結果しだいでどちらにも動く可能性がありますので、注視して行きたいと思います。

　本年は最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。　予想がはずれる事もありますが、来年も頑張って予想したいと思いますので、宜しくお願い致します。　良いお年をお迎えください。

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