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明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年12月20日


明日の日経平均株価や日経平均先物を分析し予想(予測)することで、日経平均に連動する銘柄の動きが予想(予測)できます。 そんな日経平均株価の明日をチャート分析や株価の推移を参考に予想(予測)します。

本日の日経平均先物の動き


日経平均株価 10,039.33円 -1.19%
日経225先物(日中) 10,030.00円 -1.47%

 昨日の米国市場はNYダウ・ナスダック共に下落してしまいました。 途中までは前日比変わらず付近でもみ合っていたのですが、引けにかけて崩れてしまいました。 財政の崖の問題が再燃したと伝わっています。 以前にも申し上げたと思いますが、ギリシア問題と同様に何度でも浮上する話題です。 最後には歩み寄る形となるのですが、面子の問題で、簡単には終わらないかも知れません。

 それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は安い寄付きとなりました。 その後一旦上を目指すような動きがありましたが、さすがに買いが続かず、下方向に転換してしまいました。

 10時頃に再び反発を見せますが、今日は日銀金融政策決定会合の結果が出てきますので、昨日のような相場にはなりません。

 午後はもう一度少し上昇します。 そしてそこへ日銀金融政策の結果が飛び込んできました。 国債などを購入する資産買い入れ基金を10兆円増額し、安倍総裁が要請した前年比上昇率2%の物価目標については今回は見送り、次回に話し合うと言うものです。

 日経平均先物や為替は乱高下の状況となります。 買って良いのか? 売って良いのか? 何とも中途半端な結果に判断ができないような状況です。 いつものように小出しの日銀にあきれている方も多いのではないでしょうか?

 乱高下も落ち着き、2時台に入ると株価は下を向き始めます。

 引けにかけて乱高下の時の安値10010円まで下落し、そこから一旦反発しますが、反発らしい反発とはならず、本日の安値圏、10030円で大引けとなりました。

 日銀総裁の続投は無くなったようです。

明日の日経平均株価予想

 昨日の米国市場、NYダウ・ナスダックは下落しました。 NYダウは上昇トレンドながら、前日の上昇分を消してしまうような下落で、正反対の投資家マインドだったようです。 財政の崖問題はクリスマスまでに片付かないかも知れませんね。

 一方日経平均株価は、そろそろ買いが続かなくなってきたようです。 過熱指標が多いので、市場は一服したかったところへ、日銀が水をかけました。 前もって出ている話題は市場に折り込まれますので、結果がそれ以下だったら下がるのは当たり前の話です。 そんなことが分からない日銀ですので、マーケットと対話できないと言われるのでしょうね。

 明日の日経平均株価予想は、下落予想です。 日銀のおかげで相場は一旦調整入りしそうです。 日銀のせいにしましたが、相場自体が休みたかったタイミングだったのだと思います。 そうなると今年の相場はこれで終わりそうです。 今年はあと5営業日しかありませんので、利益が出ている方は利食い優先で良いのではないでしょうか。 私も本日すべて売却しました。 押し目を待って再度買い出動のタイミングを探したいと思います。

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