明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年12月19日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく上昇しました。　「財政の崖」の回避に向けた協議が合意に達するとの期待が高まっていると伝わっています。　やはりクリスマスは休みたいようですね。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１００００円を上回って寄り付きました。　為替も円安の流れとなり、８４円台に戻ってきた事も強い支援材料となったようです。

　１００００円を超えたことで達成感が出て、一旦下方向に動くのではないかと思っていたのですが、寄り付き後はもみ合いとなり、しっかり１００００円以上をキープする動きとなりました。

　午後からはしだいに買いが優勢となり、徐々に下値を切り上げる展開となります。　為替が大きく円安方向に振れたわけではなく、何の材料も出ていないと思うのですが、堅調な推移で、２時台はその上昇が加速します。

　引けにかけても買いが勝り大引けは１０１８０円の高値引けで終了しました。　久々に凄い相場を見たような気がします。

　日銀の金融政策決定会合開催中で、何故ここまで強かったのか？　少し疑問が残ります。　期待で上げるのは良いのですが、少しスピード違反気味なので、反動が怖いような気がします。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは上昇し、直近の高値を上抜きました。　これで上昇トレンドが継続している事の証明が出来ましたので、今後の上昇に期待したいところです。

　一方日経平均株価は大暴騰でした。　高値引けでしかも出来高を伴っていますので、非常に勢いのある相場となっています。　しかし先ほども触れましたが、スピード違反はいけません。　テクニカルでも三空を形成したり、２５日移動平均線との乖離率も７％を超えていますので、下落の口実が一気に増えてきました。　そして何といっても騰落レシオが１６０を超えました。　私の感覚では１５０を超えると天井と言うイメージを持っていたのですが・・・。

　明日の日経平均株価予想は、下落予想です。　勢いだけを見ていると、まだ上がありそうなので、為替しだいで高く寄り付くかも知れません。　しかし、常識的に考えて、そこで終わりと言うイメージを持っています。　新規買いを考えている方は少し待ったほうが賢明だと思いますよ。

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