明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年12月18日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく上昇しました。　前日と前々日の下け幅を一日で取り戻したような形です。　直近の高値を抜くまでは断定できませんが、２日間の下落は押し目だった可能性が高くなったようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は小幅高で寄り付きました。　その後買いが優勢となり、右肩上がりの相場となりました。　昨夜８３円台まで進んだ円高が、未明から反転し、再び８４円台に向けて動き出した事も上昇の一因となったようです。

　１０時半頃からは９９００円台前半でもみ合う展開に変わりますが、正午を過ぎた頃から再度上昇し、高値９９７０円まで上昇しました。

　その後は高値圏での一進一退が続き、大引けは９９４０円の１２０円高で終了しました。

　いよいよ１万円が見えてきました。　少し前に年内１万円突破は難しいのではないかと言われていましたが、ここまできたら早く大台が見たいものです。

　しかし、ここから買いに行くのは怖いですね。　多くのアナリストが強気になっているようですし、騰落レシオも１５０を超えてきました。　みんなが強気になったときは、そこが天井だったと言う事はよくある事ですので、いつでも逃げられるようにしておいて下さい。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは大きく上昇し、とりあえず下落一服となったようです。　財政の崖の問題は、少し進展が見られるようですが、解決したわけではありませんので、いつ何時再燃するか分かりません。　目先上昇はあると思いますが、ギリシアがそうであったように、売りの言い訳に使われるかも知れません。

　一方日経平均株価は、１万円が見えてきました。　このまま１万円をクリアする可能性は今の勢いから考えて有り得ると思います。　しかし、その１万円は怖い怖い１万円になるかも知れません。　株の買いは自分が買った後、上昇し、そこで誰かに買ってもらわなければ利益が出ません。　騰落レシオが１５０を超えた今、買う気が起こるでしょうか？　私なら様子を見ます。　しかもクリスマス接近で外国人の参加者が減少する事も考えられます。　唯一の買い方と言われている外国人がいなくなったら当然下がると思いますよ。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　しかし明日から日銀金融政策決定会合が始まります。　今の相場は金融緩和を先読みする相場ですので、政策が出た段階で折り込み済みか失望で下げるのではないかと考えています。　長い目で見れば上ですが、目先調整があると思います。

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