明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年11月21日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ安・ナスダック高のまちまちの結果で終わりました。　大きく上昇した後だけに、ここから買っていっても良いのだろうか？などと考える投資家も多かったのかも知れません。　トレンドが変わったと言う確証が無いので仕方の無いところかも知れません。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物はあれだけ重かった９２００円を上回って寄り付きました。　昨日の株式市場が終わってから、為替が円安の流れとなり、８１円台後半まで居場所を変えた事が好感されたようです。　寄り付き後も円安の流れは止まらず、それに合わせるように日経平均先物も上昇して行きました。

　午後は午前と違って今度は円高です。　日経平均先物も下落のはこびとなりますが、マイナスまで下げる事はなく、引けにかけては反発し、９２００円を上回って大引けとなりました。

　為替の動きに反応しているだけの相場なのですが、それにしても強い日経平均先物です。　安倍自民党総裁が、日銀の政策に物を申した事で為替が円安方向に動いているのは分かるのですが、外国人にどれぐらい伝わっているのでしょう？　日本人なら分かるのですが、外国人が野党の党首の発言に一喜一憂するものなのか？　疑問も残るところです。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックはまちまちの結果で、もう一度下げそうな気配すら感じます。　下げても良いのですが、下げ幅が問題で、一昨日の上昇分を消してしまうような下げなら、底割れの危険性もはらんでいます。　今夜は安いと思いますが、小幅安ぐらいで止まって欲しいものです。

　一方日経平均株価は米国市場より為替の風に左右される市場となっています。　今日はお昼頃に９２円目前まで迫り、今も尚、円の安値圏で推移しています。　しかし、強いと言っても今年の５月ぐらいから続いているボックスを抜けた訳ではなく、週足チャートで見れば安値圏でもたもたしているようにも見えますので、警戒も必要です。

　明日の日経平均株価予想は、下落予想です。　大きく下げる事は考え難いのですが、戻り売りも出安い位置ですので、気をつけてください。

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