明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年11月1日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ハリケーンで２日休み、その爪あとの残る中での取引だった為、もっと下がることを想定していたのですが、案外しっかりしたような推移でした。　今後被害の状況が今以上にはっきりし、企業に与える影響も分かって来ますので、注意は必要です。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１０円高で寄り付きました。　しばらくもみ合った後、株価は一旦下へ振れてしまいます。　８８７０円まで下げた後、１０時半以降は右肩上がりに転じます。　為替が円安方向に動いた事が追い風となったようです。

　午後も強く、高値８９９０円までありましたが、突然為替が失速し、株価もやや値を消す展開に変わります。

　引けにかけては８９５０円付近でもみ合い、大引けはその８９５０円の３０円高で終了しました。

　米国株安で、今日は下げるはずだったのですが、為替の円安に助けられました。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは小幅安で終了しました。　今夜は雇用統計の前日ですので売買は手控えられ、ハリケーンの経済的損失や、更には６日に控えた大統領選挙が気になって動きが取りにくい環境となりそうです。　現物を保有している投資家は、一旦売っておいて・・・などと考えがちになる環境なのかも知れません。

　一方日経平均株価は調整中です。　為替のおかげで日柄調整となっていますが、しばらくは米国待ちの状態が続きそうです。　明日も雇用統計を言い訳に動き辛い相場となりそうです。

　明日の日経平均株価予想は、今日と同じようなところでのもみ合いか、むしろ下に振れる可能性の方が高いと見ています。　来週は大統領選挙、そして週末にはＳＯも控えていますので、そこまではこんな状況が続きそうです。

　国内要因で動いて欲しいのですが、国会が地方に迷惑をかけているようではそうも行かないのが現実です。　この事実を外国人はどう見ているのでしょうね？

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