明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年10月25日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　ＦＯＭＣの結果は、現状据え置き、そして企業業績もあまり良くないと言う事を嫌気して下げたと言うような状況のようですが、これだけ大きく下げた後なので、買い方のマインドが冷え込んでいるのも事実なのかも知れません。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は小幅安で寄り付きました。　米国が安いと日本も安いと言うような方程式は、最近に限っては当てはまらず、今日も寄り付き後に買いが入り、緩やかながら右肩上がりの展開となりました。　もちろん為替が円安方向に動いていた事も大きな原因のひとつです。

　午後は為替の動きが凪のように消えてしまい、それに合わせる様に日経平均先物の動きも止まってしまいます。　しかし２時頃から再び円安方向に動き出すと、日経平均先物も同じように上を目指す展開となりました。

　引けにかけても高いところでの推移が続き、大引けは９０７０円の高値引けで終わりました。　為替の円安が日本市場に与える影響の大きさをあらためて認識する今日この頃です。

　東京都の石原慎太郎知事が、知事を辞職し、国政へ復帰すると言う事が伝わっています。　いよいよ石原新党が出来るようですが、オリンピックはどうなるのでしょう？　今さらやらないなんてことは無いと思いますので、猪瀬さん辺りが引き継ぐのでしょうか？

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは下落しました。　ＮＹダウはボリンジャーバンドの－３σ付近にありますので、この位置で買いを入れるには少し勇気のいるところです。　個人投資家の立場では、「買いは３日待て」と言う格言通り少し様子を見たいところです。

　一方日経平均株価は為替の円安のおかげで強い相場となっています。　米国市場が軟調な為、ボックス圏の中段保ち合いの状況が続いていますが、米国が立ち直ればボックスの上抜けに挑戦するような勢いを感じます。　ただ、為替によって誘導されているような相場ですので、為替の顔色をしっかり見ることも大切です。

　明日の日経平均株価予想は、上昇予想です。　米国もそろそろ反発しなければならない値位置に来ています。　しかし、大きく反発するとは考え難いので、日本も大きく上昇する事は無いと思います。　小幅反発で後は為替任せの週末となりそうです。

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