明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2012年10月18日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に小幅に上昇しました。　ここまで一気に戻してきただけに、短期の利食いが出たようで、終日それをこなす動きだったようです。　日中の動きは、これで売り物は終わったと言うような動きでは無かったようなので、もう少しこのあたりでもむかも知れません。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は上昇の始まりとなりました。　その後しばらくもみ合いの動きだったのですが、９時半を過ぎると買いが優勢となり、８９００円を超えました。　その後も押し目を挟みながら右肩上がりの展開が続き、正午を過ぎた頃には９０００円に達しました。

　現物の後場が始まると、少し下げますが、１時半頃から再び騰勢が強まり、何度も９０００円をつける場面がありました。

　引けにかけても高値圏を維持し、大引けは９０００円には届かなかったものの、非常に強い印象の一日でした。

　本日の上昇は、米国株が下がらなかった事も一因なのですが、やはり為替が７９円台に入ってきた事が大きかったのではないでしょうか。　そして、今月末の日銀金融政策決定会合で、追加の金融緩和があるのではないかと言う噂も出ていますので、とりあえずの買戻しの動きもあったのでしょう。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダックは調整相場で利食い売りをこなすような動きでした。　１９８７年の明日はブラックマンデーの大暴落があった日です。　だからと言って暴落する事は無いと思いますが、イメージが悪いですね。　今夜はＥＣＢ理事会が有りますので、余計な事は言わないように願いたいものです。

　一方日経平均株価は本日大きく上昇し、一目均衡表の雲を一気に上抜いてしまいました。　ちょっと出来すぎのような気がしますが、出来高を伴って上げていますし、日中足チャートも悪く無かったので、今後に期待したいところなのですが、窓をたくさん空けてしまったことが気になります。　本当に相場が強いときはそのまま上に行ってしまうのですが、不透明要素が払拭しきれていないときは窓埋めの動きになりますので、注意も必要です。

　明日の日経平均株価予想は、そろそろ利食いが出てきそうなので、調整を予想します。　今から飛ばし過ぎると年末まで持ちませんので、少しブレーキを踏んだほうが良いと思います。　しかし、今回は反発幅が大きいので、今後結構大きな相場がやってくるのではないかと密かに期待しています。

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